Blog
今日本滞在中。LAからの道中に読むために、この3部作を持参。大いに堪能しました。肩の力が抜けた最高のユーモアの裏に、とんでもない感性と洞察力。飛行機の中、日本に着いてからの電車の中で、笑いを堪えるのに大変!又、時差で上手く寝られない時も、良き伴侶となってくれました。そして、そんな中、東野圭吾さんの訃報が・・・。 さくらさん、東野さんとも、第1線を走り抜け、癌に侵されてお若くして亡くなりました。お二方とも、天国に旅立つまで闘病の様子を知らせずに、ご自分の世界を大事に、ある意味密かに亡くなっていきましたね。ご自分を酷使して、でも大好きな分野で最高のものを生み出し、我々読者を本当に楽しませてくれたお二方。何故か「鶴の恩返し」の娘’が、自分の羽を抜いて美しい布を織る姿を思い出していました。お二人のご冥福を心よりお祈りします。
After I was in the competition to adjudicate, on the way home I turned on the radio to listen to the local classical music station. First they played Wagner’s Prelude from Tristan and Isolde . What gorgeous music.. Of course it was not my first time to hear this music, but the beauty and sublime […]
Rice Alumni Book Club chose this book for us to read this month. At the beginning I was so into the book because I was not familiar with the subject of art theft. We learn only 10% of art theft has been recovered, except the theft at the museums. We learn about the history of […]
中国の歴史に疎い私でも、清朝の廃帝、溥儀については、折に触れて知る機会があった。この本を読むことで、更に興味が増し、映画「ラスト・エンペラー」を再び観てしまった。「数奇な運命を辿った」という言葉が、これほどピッタリ来る人も他にいないだろう。贅を尽くした暮らしから、獄中生活まで、歴史の波に翻弄されながら、最後は北京植物園の庭師として勤務し、1967年に61年の生涯を閉じた。この溥儀が紫禁城に幽閉されていた時代を、ミステリーにしたのが、本作品だ。日本人の水墨画帝師、一条剛が幽閉されていた溥儀と接近。そこから、物語は始まる。中国名の登場人物が多々出てくるが、その名前が類似しており、エキゾチックと言えば良いのだが、物語を不必要に難解にしているように思った。類似した名前の宦官達が、ミステリーを解く上で重要な位置を占めているので、度々善人と悪人がクロスしてしまうことも・・・ 中国の歴史が大好きな人にとっては、たまらない一冊だろうし、又私のように触発されて、この本を飛び出し興味を広げる場合もあると思う。犬丸幸平さん、2026年「このミステリーがすごい」大賞、おめでとうございます。
棟方志功さんは、私の憧れの芸術家で、1985年に開かれた没後10年を記念した東京国立近代美術館での展覧会に、行っている。そこで買った作品集は私の宝物で、沢山引越しをしてきたけれど、今でも大切に私の手元にある。この本を読みながら、何度も作品集を眺め、改めて、棟方志功さんの度肝を抜く才能に圧倒されている。その稀に見る才能を支えた妻・チエさんが、この本の主人公だ。その二人の出会いから再会、そして棟方さんの大プロポーズと、話は第二次大戦以前の青森から始まっていく。東京に出てきてからは、近所の草むらに生えている雑草を食事にしながらの大苦労もしたが、棟方一家はいつも明るい。無象の愛に包まれている。そこには、棟方志功の天性のユーモアがあり、チエさんの大輪のような笑顔があったと思う。 この本は、棟方志功が、「ワあ、ゴッホになるッ!」と宣言した時から、「Beyond Van Gogh」になるまでの、なるべくしてなった軌跡が、妻・チエさんの目線から、素晴らしく描かれている。そして原田マハさんの、芸術への尽きない愛情が、文章の奥から溢れ出てくるのである。是非、彼の素晴らしい作品も一緒に見ながら、読んで頂きたいです。
I was glad they picked my choice to be “Your Picks for the Best L. A. Films Not on our List” after they published “the List of 101 Best L. A. Movies”. As I wrote, I loved Jonathan Gold’s weekly articles on food. He was a food legend! If you have not seen this […]
Occidental College Spanish and French Studies Department has invited me to perform my Spanish program this Friday at 7:30pm. I am so thrilled to share wonderful Spanish music with the OXY community and the LA community. In the summer of 2024, I was invited to perform a concert in Madrid, the first time to perform […]
The Belrose Duo – David Garrett, cello, and Junko Ueno Garrett, piano Saturday February 21, 2026 at 4pm First United Methodist Church of Pasadena – 500 E. Colorado Blvd. Pasadena, CA Valentine’s Day resonates and The Belrose Duo, cellist David Garrett (Los Angeles Philharmonic and CSULB) and pianist Junko Ueno Garrett (Occidental College and concert […]
久しぶりに日本に帰国して古い友達に会うと、コートの季節になると、温かろうが寒かろうが、厚手のコートを着ていない私を、奇異な目で見る。きっと、そんな私と一緒にいるのが、恥ずかしいと思うのかもしれない。人様にご迷惑をかけている訳ではないので、何でなのだろうなあ、とつい思ってしまう。私にとっては、南極に行くような長いダウンのコートを着て、暖房の効いた電車に乗っている方が、ずっとご苦労様だと思うのだが、日本の枠組みの中ではそうでもないらしい。 この作家のスタンスは、素晴らしいではないか、と私は純粋に思う。純文学を書く事に、気負いがない。我が道を、一直線に進んでいる。多分どこにでもあるような日常を切り取り、MEGADETHと戦い、そして「バリ山行」へと立ち向かう。波多君は、どこか作者の半分身くらいかもしれない。文体の切れ味も良く、読むことについ夢中になってしまう。六甲山は、エベレストではない。しかし、エベレスト以上の力を発揮することもある。「バリ山行」、とても面白かったです。 改めて、「考える事」の素晴らしさ、楽しさを思った。「考えること」は、一日で出来ることではない。運動やピアノの練習のように、積み重ねていくものだと思う。発想の羽を大きく広げ、今日も沢山どうでも良い事をカンガエテ、楽しく過ごそう! 松永K三蔵さま、芥川賞受賞、おめでとうございます。これからのご活躍、楽しみにしています。
東野圭吾さんは、常に第一線を走り続ける作家。とても稀有な存在であろう。加賀恭一郎と松宮脩平の従兄弟コンビで、何冊の素晴らしいミステリーが産み出されたことだろう。この本も、その一冊。大変面白く読ませてもらった。これでもか、これでもか、と次々に謎が投入されていくが、基本線がブレずに、頭の中でミステリーを構築していける。刑事の正義だけではなく、ニューマニテイも社会性もしっかりしている。人の五感に訴える最高のミステリー作品。是非、手に取って読んでみて下さいね。