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Book Reviews (マイブック評) Chopin in Paris: The Life and Times of the Romantic Composer by Tad Szulc October 4, 2023

I am in the midst of “Chopin Project”, and I have been trying to learn about him from different perspectives. This book provides interesting points of views on the composer. It goes through not only Chopin but also his friends and most importantly the life of George Sand. Sometimes it is a bit confusing that […]

Book Reviews (マイブック評) -A Memoir- András Schiff “Music Comes Out of Silence” Weidenfeld & Nicolson October 4, 2023

Such a delight to read András Schiff ‘s memoir! He has tremendous humor and sharp mind to tell us his stories. He goes through many fascinating episodes which was recorded in the conversation between Sir Schiff and Martin Meyer. This conversation is in the first part of this book, and the second part contains Sir. Schiff’s […]

Book Reviews (マイブック評) 異邦人(いりびと) 原田マハ August 24, 2023

古都京都を舞台に、「美」への果てしない追求と愛憎絡まる人間関係。そして、最後に大きな秘密が明かされ、全てが陽光の元へと曝け出される。今までに沢山読んできた原田さんの、どの小説とも似て非なる御本に、最初は戸惑うも、次第に根底にある「美」への比類ない愛情に、納得。日常を超えた、超お金持ち「お嬢様」菜穂の、これまた超わがままな態度から始まる京都暮らし。その中で、様々な人間関係が交差し、菜穂の人生スタンスが見えてくる。情熱というのは恐ろしくも、美しい。神秘的な京都の街を舞台に、ストーリーが二転三転。最後のどんでん返しを誰が想像しただろう。

Book Reviews (マイブック評) 鞠子はすてきな役立たず 山崎ナオコーラ August 24, 2023

再びの登場!私はこの本を「座右の銘」とし、枕元に常に置く事としました。現実に、鞠子の様に生きられる幸運な人は稀であるかもしれないけれど、「必要」ではないと思われる事を、人生の主軸とする生き方。良いじゃないですか!鞠子の「趣味」の定義も素敵。「働かざる者食うべからず」を幼少期から父親に叩き込まれた小太郎と結婚した鞠子。他者には優しく、でも自分の軸はブレない鞠子の生き方に、最初は戸惑う小太郎。しかし、次第に。。。乞うご期待!「他人がどう思うか」に惑わされて、SNSの動向に一喜一憂する貴方。鞠子の生き方に触れてみませんか。

Movie Reviews Movie “TÁR” August 15, 2023

Finally I watched this movie. It has been on my list. As you know I live in the music world too, and unfortunately I have seen “Lydia Tár” occasionally in our circuit. Super talented people often have all kinds of problems which could be hidden until the bubbles reach the boiling point. Then the problem […]

Book Reviews (マイブック評) 文豪お墓参り記 山崎ナオコーラ 文春文庫 August 13, 2023

これを読みながら、少し前にパリの墓地で、音楽家の墓碑を巡ったことを思い出した。ええー!こんなに有名な作曲家が・・という風に、結構寂れて朽ち果ててしまったお墓も少なくなかった。園内は、ほとんど誰も歩いていなかったが、演奏旅行中の夫と二人、興奮しながら、一人一人大事にご挨拶をして廻った。結構な数の有名音楽家が葬られているのだ。もしご興味があれば、是非。 閑話休題。そう、この本は日本の文豪お墓まいりでした。私の大好きな、ナオコーラさんが、時には御夫君と、時には母君と、名だたる文豪のお墓まいりをして、その町の美味しい物を食するのが、テーマである。彼女の文豪への思いが、墓参日記と共に、綴られている。日本の風物詩としても、素敵な文章である。私の父方は、青山墓地、母方は浅草の墓地で、小さい頃には、良く両親、もしくは、祖母に連れられて、墓参をしたものである。不思議にその時々の風景が、結構鮮明に心の中に記録されている。お墓を洗ったり、お酒を撒いたり、お墓の周囲を掃き清めたり、とても日本らしい美しい伝統ではないかと思う。西洋には日本の「お盆」のような考え方はないので、亡き人を忍んで集まる、という様なことはない。私も夫の父が亡くなった時に、とても不思議な気持ちがしたものだ。宗教が違うから・・、という理由だけではないと思う。

Book Reviews (マイブック評) ロマンス小説の七日間 三浦しをん 角川文庫 August 13, 2023

やっぱり、三浦しをんさんって、天才。現実(というか、現代の話)と中世のロマンス・ストーリーを並行させて進めていく、とても斬新な手法。現代が中世に深く影響することもあれば、その逆もあり。実は、現代の話の中の主人公が、中世の物語を訳しているという、不思議な関係でもある。この訳者、時に自分に起きた恋沙汰を、自分が訳している物語に大いに反映させてしまう。つまり、訳している原本を勝手に変えてしまうのだ。このが、最高でもあるのだけど・・でもでも、作者三浦さんの優しさに溢れる、素敵な御本ですよ。いやいや、面白く読ませて頂きました、本当に。

Book Reviews (マイブック評) 山崎ナオコーラ 可愛い世の中 June 8, 2023

山崎ナオコーラ、スゴシ!この本を再び読んでしまった。彼女の本を読むと、独善的な価値観に囚われて、どれだけ損をしている人が多い事か・・と、つくづく思う。結婚式の準備に奔走する豆子の話なので、「通常」の形式で行けば、この本は恋愛小説というカテゴリーに入るのだろうけれど・・とんでも無い。経済小説、はたまた人生の指針を突きつけられる厳しい物語とも言える。ただし、痛快なのである。どこまでも、痛快。笑うのである。ははは!彼女の刺激レベルに慣れると、他の本が生ぬるく感じて物足りなさを感じますね。辛さと同じ。私の敬愛する山崎ナオコーラ大師匠の御本、是非手に取って下さい。

Japanese Blog (日本語のブログ) ロサンゼルス発 熟年スモジョ「どすこい日誌」2023年5月場所 横綱照ノ富士関、おめでとう! May 29, 2023

照ノ富士関、復帰の場所、優勝おめでとうございます!どれだけのプレッシャーの中で、横綱としての責任を背負い、場所に臨んだことでしょうか。照ノ富士関のここまでの軌跡を考えると、前人未到の快挙です。初めてのお子さんも昨年誕生していたとか・・本当におめでとうございます。又、大関取りの場所の霧馬山関、集中力を切らさずに最後まで、凄かったです。霧馬山関が、取り組み前に土俵の塩を体に撒くのに気が付いていましたが、何か神聖で私は好きです。そして、師匠の陸奥親方と、どこか顔が似て来ましたね。 師匠と言えば、陸奥親方の霧馬山への愛情、本当に深いです。錣山親方の阿炎への愛情も、いつもビシビシ感じています! 閑話休題。いやいや、もう凄い場所でした。毎日、ワクワクしてテレビ中継に向かいました。そして、感動を呼ぶ取り組みの数々・・例えば、11日目の若元春と北青鵬の一番。うっちゃりで若元春が勝ったのですが、私は感動で涙しました。照ノ富士関、朝乃山戦で白星を勝ち取った時、ひっそり泣いていましたね。気高さを誇る、照ノ富士関でも、感情の波には勝てなかった、というところでしょうか。 本場所の話題の一つと言えば、北青鵬の肩越しの上手。あんなの今までに見た事ありませんね。びっくりです!怪我でもしたのでしょうか、後半に入って北青鵬、元気を欠いていました。しかし白鵬が親方を引き継いだ、宮城野部屋。落合、北青鵬と大物が育っています。もちろん、豪栄道(武隈親方)の部屋の豪ノ山、忘れていませんよ。十両優勝おめでとうございます。 貴景勝関、角番脱出、おめでとうございます。もう、必死でしたね。これで、来場所は、東西大関が並びます。他の3関取も、もう大関が近い!元大関の正代と御嶽海も、力を出しました。そして、元大関の朝乃山の躍進。もう役者揃いです。これからの大相撲、目が離せませんよ。 NHKが場所と並行して放送する「どすこい研」。今回は「立ち合い」でしたが、二所ノ関親方のコメントに、立ち合い、少し遅れて立つと力が発揮出来る、というのがあり、ヨシヨシと相撲放送でそこに注目して観戦すると、何となく分かる気がしました。この番組は、我々相撲ファンの強い味方です。毎回楽しく拝見しています。 相撲観戦は、名古屋場所まで、休憩。そして、7月に終わりから2週間日本に帰国するので、巡業に行ければ、と願っています。    

English Blog Leoš Janáček (1854-1928): Pohádka (Fairy Tale) May 15, 2023

I have always been fascinated by Janáček’s music since I got known with his piano composition “In the Mists”. “Fairy Tale” and “In the Mists” were written around the same time, at a difficult time for Janáček, following the death of his daughter Olga and when he was still seeking musical recognition.  If you don’t know […]