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Japanese Blog (日本語のブログ) 雨のロサンゼルス、ピンチ!  12/20/10 December 20, 2010

ここのところ毎日、雨、雨、雨である。ロサンゼルスの町は、基本的に屋外活動用に出来ているので、お洒落な公園形式のショッピング街など、大変である。昨日の日曜日、買い物によったら、パサデナのショッピング街は、がら〜んとしていた。年末の買い物シーズン、大打撃であろう。こういう時に、昔ながらの典型的なアメリカのショッピング・モールが、力を発揮する。デパート、お店、レストランが大きな建物でつながっている巨大施設だ。寒冷地の冬、猛暑の夏などに、本当に有難いが、何だかドーンとでかくて、私は時々「胃もたれ」状態になる。歩いている人達が、虚ろに店から店へと歩き、一日の大半を過ごしている様子など、時として悲しいものもある。しかし多くの人に、お休みの過ごし方は?と聞けば、「ショッピング・モールに行く」と答えると思うから、それはそれで良いのである。他人の趣味にとやかく言う必要はないのである。 まだ数日この大雨が続くようだが、「観光業も大変だろうなあ」と思いながら、雨を見ている。世界的に言っても大観光地のロサンゼルス、観光のほとんどが屋外。美しいビーチ、デイズニーランド、ユニバーサル・スタジオ、ちょっと小高い丘にあるハリウッドのサインに、皆が歩きたくなるハリウッドの大通り、もうすべて外である。冬季には、寒冷地からの観光客が、屋外をブラブラ歩きたくて、やって来る。雨に喜ぶのは、美術館、映画館、コンサートホールかなあ??事故が多発している雨の中でのドライブ、気をつけながら出掛ける事にしよう。雨に慣れていないアンジェリーノ(ロサンゼルスの住人)である。

Japanese Blog (日本語のブログ) 大相撲を100倍楽しむために 12/18/10 December 17, 2010

以前から欲しかったお願いをサンタさんにして、来年一月から相撲雑誌の定期購読が始まります。とても嬉しいです。日本の書店から海外には発送してくれないので、一念発起して、こちらの書店を通しての購読です。以前から相撲界で分からなかったこと、力士達の動向、贔屓のNHK相撲アナウンサーや解説の元力士の情報など、分かると楽しい事が満載。ロサンゼルスで、相撲雑誌の購読する人はいないらしく、日系の書店でも珍しがられました。新年に向け、ふつふつと新たな希望が涌いて来ます。

Japanese Blog (日本語のブログ) 感謝祭の週末  11/30/10 December 1, 2010

アメリカは感謝祭(今年は11月25日の木曜日。毎年11月の最終木曜日です)が終わり、次はクリスマス、そしてニューイヤーに向けて、ホリデー・ムード全開です。感謝祭の食事の中心はもちろん七面鳥ですが、クランベリーソース(私、大好き!)、カボチャのパイ、スタッフィングなどの伝統的な食べ物に加え、それぞれの家庭で副菜に工夫をこらします。家族、友人らと過ごすのが基本なので、もし知人の中で一人で感謝祭を過ごさなければいけない人がいたら、多くの家庭でそういう人達を招待して、食事を一緒に楽しみます。又、多くの慈善団体が、ホームレスの人達、フォスター・ケアの子供達に、感謝祭のご馳走の機会を作ります。ここ数年私達は、とても仲の良い友人宅で、その家族、我々の友人仲間と過ごしています。今年も大変楽しく、皆で持ち寄ったご馳走もとても美味しかった~!そして日曜日は、音楽家の友人達を我が家に招待して、手巻き寿司パーテイ。これも本当に楽しかったです。皆豪快に食べ、飲んでくれたので、準備した私は最高に幸せな気分。食べ、飲み、しゃべり、笑い!と、あっという間に時間が。胃袋が忙しくも、ハッピーな感謝祭の週末でした。

Japanese Blog (日本語のブログ) 興奮の福岡場所終わる 11/30/10 December 1, 2010

ああ、これで1月まで相撲観戦がない。今場所は、とにかく手に汗握る取り組みが多かったですね。もちろん優勝戦線に最後まで残った力士達だけでなく、迫力のある取り組みが連日見られました。魁皇関、素晴らしい相撲をありがとうございました。そして、NHKに感謝したいのは、千秋楽に黄金トリオ、北の富士さん、舞の海さん、そして藤井アナの解説を持って来てくれた事です。初日に藤井アナが出演なさらず、心配しました。藤井アナが横にいると、何故か北の富士さんの表情が和らぎ、口も軽くなるようですね。秀の山親方の解説も的を得ていておもしろい。尾車親方は、お人柄が表れるソフトタッチの解説がとても良い。それから、つい最近引退なさった岩木山関の解説が、とても良かったです。又、登場してくださいね。でもやっぱり私のヒーローは九重親方。そこは、絶対ブレません。歳を重ねて、益々素敵ですね。今場所の解説でも、納得の行くお話しで、頷きながら拝聴。幕内優勝回数31回の経験の中から、アナウンサーが、緊張したり、硬くなったりしたのかという質問を聞いた時のこと。九重親方は、「場所前の稽古で精一杯やりつくしていたので、場所が始まる時は、いつもこれで準備よし。行くぞ、という気持ちになった」というお話しでした。演奏家の我々にもぴったり当てはまるお言葉です。九重親方の語り口は、楽しくて親しみ易く、そしてご自身の経験談は、こちらの心にとても響きます。来年も、大相撲観戦、心より楽しみにしています。

Japanese Blog (日本語のブログ) 福岡で、連日相撲が熱い 11/25/10 November 26, 2010

連日熱戦が続く、今年最後の場所。ここ数年でも、最高の場所ではないでしょうか。何と言っても魁皇の活躍が凄い。解説の舞の海さんもおっしゃっていたように、もしかすると来年の事は考えずに、この場所で燃え尽きる覚悟では、と思われるような迫力です。38才という年齢で、大関を立派に維持し、迫力の取り組みで、我々に勇気と元気を与えるお相撲さん。今場所の魁皇は、その経験と実力で、次々に勝ち星をあげています。もちろん、日々の精進の賜物でしょうし、諦めない強い精神力でしょう。今日は、白鵬との一騎打ち。今から楽しみです。 魁皇の事ばかりに触れてしまいましたが、もちろん白鵬、豊ノ島、稀勢の里、栃ノ心なども活躍、目が離せませんね。初日にゴールデントリオ、北の富士さん、舞の海さん、藤井アナ、が出演していなかったので、千秋楽に期待しています。それから引退した出島、岩木山の解説も最高。特に岩木山の解説は、舞の海さん的な分析が多く、またご自分の見方と表現の仕方で、好感が持てました。今後も、期待します。

Book Reviews (マイブック評) Violin Dreams by Arnold Steinhardt 11/15/10 November 15, 2010

I am reading a book “Violin Dreams” by Arnold Steinhardt. He writes about his parents as Jewish. It is very touching, and the music in their lives has been deeply attached to their long history. Mr. Steinhardt writes “Jews believed that only music could give these prayers wings strong enough to deliver them to God.” […]

Japanese Blog (日本語のブログ) 肉と野菜、お国によって全然違う  11/16/10 November 15, 2010

アメリカ暮らしも長い私ですが、どう転んでも「日本人」。特に、食べ物に関しては、超日本人です。先日、様々な国の方達がそれぞれの食文化について語るテレビ番組があって、とても興味深かったです。私にとって食事をする、もしくは、料理をするという事は、出来るだけ肉・魚介類と野菜のバランスを考える事。特に私は大の野菜好き、野菜抜きの食事は考えられません。ですから、食料調達というのは、旬の新鮮な野菜を手に入れ、肉・魚も買うという感じ。でも、かなりのお国では、肉類が一番最初に来て、野菜という食料に特に思い入れがないようなのです。これで長年の疑問に答えが。主人は典型的なアメリカ人、それも中西部出身。私がいろいろな野菜料理、つまり煮物だったり、酢の物だったり、炒め物だったり、お漬物だったりをご飯のおかずに作ると、「何でサラダばっかり作るのか」と、聞く訳です。私の中ではそれぞれが違った形の野菜入りの副菜なのですが、そうか、すべて「サラダ」というカテゴリーになるんだと思った訳です。結婚生活も長くなれば、この典型的なアメリカ人男性も、「サラダ」狂の食事に少しは慣れて来たようですが、実際のところどうなんでしょうね?主人が運転している車の中で、しばしばハンバーガーの包装紙を見かけるのには、それなりの理由があるでしょうし。私が、梅干とご飯が急に食べたくなるようなものなんでしょうから、ね。

Japanese Blog (日本語のブログ) 白熱の大相撲 11/15/10 November 15, 2010

ついに、白鵬の連勝が止まった昨日。白鵬・稀勢の里戦だけでなく、すごい取り組みが続きましたね。把瑠都の播磨投げや、栃ノ心が勝った日馬富士戦など。播磨投げでは、把瑠都の体の柔軟さ、捨て身の強さ、正に圧巻でした。それから、栃ノ心の投げ。思わず、「カッコイイ!}と叫んでしまいました。稀勢の里は、最近白鵬を良いところまで追い詰めるものの、白星には結びつかず、熟考の上での一番だったのでしょう。一つ一つの動きが、とても有効的で、白鵬を心身ともに追い込む事が。稀勢の里は、大関、そして横綱昇進への期待を背負った力士ですから、この大一番での勝利をバネに、一気に上を目指して欲しいですね。白鵬は、「これが負けなんだ」、とつぶやいていましたが、63連勝中、一度も見せたことのないバタバタした取り組みでした。連勝という意味では、振り出しに戻ってしまいましたが、大横綱の白鵬。これからも、白鵬らしい横綱相撲を期待しています。

English Blog Bicentennial Celebration Concert for Chopin and Schumann 11/9/10 November 9, 2010

It was a beautiful fall day to play a noontime concert at Occidental College. The night before, we had a rain and we woke up with a fresh air and blue sky. Perfect! The theme of the concert was 2 Bicentennial composers, Frédéric Chopin (1810-1849) and Robert Schumann (1810-1856). Occidental College has a cozy performance venue, […]

Japanese Blog (日本語のブログ) ショパン・シューマン:生誕200年記念コンサート 11/9/10 November 9, 2010

昨日は、夜の雨も上がって、朝からとても爽やかな秋晴れ。昼間のコンサートを、私の大学内の小ホールで開きました。この小ホールは、木目の内装で、高い天井。防音整備がないので、外の音が入って来る欠点はありますが、自由で人を包み込むような空間です。ここで、ショパン(1810-1849)とシューマン(1810-1856)を演奏、彼らの人生や私の曲に対する想いもお話ししました。 フレデリック・ショパンの作品は、バラードの第4番(1842年作)を。ショパンの多くある作品群は、ピアニストにとって、どれも生涯に一度は弾きたい曲ばかりですね。特に大曲の、ソナタの3番、幻想曲、スケルッツオの4番やバラードの4番など。これらの曲が一応弾けるようになれば、「ピアノをやっています」と一応言えるのでは・・。音楽性、テクニック、音色、全てに大変高度なものが要求されます。練習をすればするほど、様々な発想が浮かんで来て、本当に終わりのない音楽の旅です。でも、充実した音楽一人旅ですよ。 そして、ロバート・シューマンの作品は、ロサンゼルス交響楽団の友人達とピアノ5重奏曲(1842年作)を。これは、クララ・シューマンが多くのコンサートで演奏し、作曲された当時から現在まで、いろいろな機会に演奏されて来た室内楽の大曲です。とても素晴らしい音楽仲間達と、リハーサルからコンサートまで、至福の時を過ごしました。ロバートがクララと結婚した1840年は、「歌の年」とも言われるように、素晴らしい歌曲を多く作曲。翌年の1841年は、交響曲に専念、そして1842年は、シューマンにとって室内楽の年になりました。3曲の弦楽4重奏を夏に完成した後、この5重奏曲に取り掛かり、驚異的な事に20日間ほどで仕上げたと言われています。出版前に、友人宅で演奏しようとしたときに、ハプニングが。ピアノを担当するクララが急に病気になり、急遽ピアノを弾ける人を探さなければ行けない状況に。救世主は、シューマン夫妻の友人であるメンデルスゾーンでした。演奏はリハーサルなしで、スムースに。演奏後、メンデルスゾーンからシューマンに示唆した点が、いくつか改定され、出版の運びとなりました。大物作曲家2人が共作したとも言えるこのピアノ5重奏曲。このエピソードを考えただけでも、演奏するのがワクワクしますね。 私の次の課題は、ヨハン・セバスチアン・バッハのゴルドベルグ変奏曲です。長年思いを寄せて来た大曲。どこまで自分がゴルドベルグの域に達する事が出来るのか、雲を探るような気分です。自分の全てをかけて、勉強したいと思っています。