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瀬尾さんは、大好きな作家です。このご本も、大層素敵な仕上がり。一気に読んでしまいました。PMSの発作に苦しむ藤沢美沙(28歳)と、パニック障害の為、生活が著しく制限されている山添孝俊(25歳)のサバイバル恋愛とでも言いましょうか。説明するのは本当に大変な状況なのだけど、自分でコントロール出来ない、人前で起こる突発的な発作。この為に、出来る事が限られる生活。そんな2人が、2人の世界だと、何故か少しだけ自由になれ、息がしやすくなる。2人でいると、「絶対に無理!」と諦めていた普通の食事が出来る。山添君は、何故か美沙さんの発作を予測出来、上手い具合に回避させる。そんな2人の、ほんのささやかな日常を描いた、とてもバラ色のお話しです。読んでいて、知らずに微笑んでいますよ。
三浦しをんさんは、私の大好きな作家。ドイツ旅行中に読む、第3冊目の本です。穂積怜は、高校生で、小さな観光地に住んでいる。ヤンチャな友人達、思慮深いマルちゃん、商店街の面々。そして、元気なお母さん寿絵さんと、起業家の伊都子さんは、もう一人のお母さん。伊都子さんには、年下の同居人兼主夫、慎一さんがいる。とにかく、役者揃いの、最高に面白い青春小説だ。
三歩ちゃんシリーズの第2弾!麦本三歩の日常が、無理せず自分のままで描かれ、ホント読んでいて、のほほ〜んとしてしまう。現在、ドイツ旅行中の私、飛行機もそうだけど、電車に乗る事も多く、時に居眠りしながら、ゆったり読むにはピッタリの本である。食べるのが大好きな彼女、いつも美味しそうにページの中で食している。むにゃむにゃ。興奮すると、人見知りながら、果敢に話すが、いつも噛む。滑舌悪し。必ず、ドジを踏み、いつもアザが耐えない。三歩がんばれ!愛する三歩。
95歳で書かれた素晴らしいご本。作者の熱量が、ビシビシ伝わって来る。同世代の日本を代表する作家達との交流が、現在のご自分の暮らしとのオーバラップで、本は進んでいく。第一線の作家達の素顔(らしい、小説なので・・)を垣間見る事が出来、私に取っては未知の世界、触れてはならない世界が、目の前のページから飛び込んで来た。作家としての苦悩、喜び、そして必然性。素晴らしいの一言です。瀬戸内寂聴さん、惜しくも100歳を目前に昨年、11月に亡くなられた。その生涯を捧げて描き続けた小説というもの。ご本人にとっては、息をする事と同じ様に、なくてはならないものであったのだろう。ご冥福を祈りながら、改めて瀬戸内寂聴という大きな存在が、この世界から消えてしまったのだなあと、感慨深い。
I don’t remember how many times I have watched this movie. I have memorized most of scenes and texts! I think I have written the review before, but I am writing again. Because it is just a GREAT MOVIE! How clever, how witty, how creative, how fun, how professional… Juzo Itami, a director, is truly […]
I watched this movie before, but the second time did not bore me at all. Actually I enjoyed it so much. It is a “good movie”. Melvin Udall (Jack Nicholson) is an obsessive-compulsive writer of romantic fiction. But unlike what he writes, he is quite rude to everyone he meets, including his gay neighbor Simon […]
芥川賞受賞作。これだけでも、普通なら大変な事であるが、作者、本谷有希子さんの才能はそこだけに止まらない。20歳ちょっとで、自分の名前を冠した劇団を旗揚げし、演出も手がけるのだ。そして、戯曲では、様々な賞を受賞していらっしゃる。是非、彼女の作ったお芝居も観てみたいものだ。そして、今までにも小説も沢山出していらっしゃるし・・ そして、この「異類婚姻譚」。実は、少し前にこの「夫婦の顔が似てくる」というテーマについて、アメリカの義理の妹と話した事がある!私達の会話の根源は、どちらかというと遺伝子的な事から始まったのだけどね。(彼女は、植物学者なので、ちなみに。)我々の会話ではないけれど、現実的にも、この「夫婦似」現象、結構あるのではないだろうか。しかし、それを小説に昇華するというのは、本谷さんだけだろう。それも、こんな濃厚なお話に。ああ、こういう文章が、大きな文学賞を取るのだなあ、と思い知らされた一作でもある。
何と、奇抜な発想と転換。「むらさきのスカートの女」と主人公の関係は、愛でも、友情でもなく、妬みでも、嫌悪でもない。主人公は、とても「むらさきのスカートの女」と、友達になりたがっているが、最後のページまで、この主人公が誰なのか、読者は知らされない。勘が良い貴方なら、気がつくかもしれないけれど、ね。そして、この主人公、うまーく「むらさきのスカートの女」を操り、陥れる事に成功してしまう。英語だと、コントロール・フリークとでも言うところ。淡々とした表現の中に、狂気が垣間見え、ちょっとゾッとするのは、私だけであろうか。偏執狂にご興味があれば、この本をお薦めしますよ。
ほんの数日の出来事が、大長編となる凄さ!高級ホテル「ホテル・コルシカ東京」のカウントダウン・パーテイは、仮面・仮装での参加。そこに、犯人からの挑戦状が届くという訳である。東野圭吾ファンを長く続けさせて頂いている私である(ここは敬語で臨みます!)。ちょこっと、謎解きが出来たので、自分自身を褒めて上げました。最後のどんでん返しには辿り着けなかったけれど、探偵の助手くらいは務まるかも!伏線が沢山あるので、その辺を上手く見つけて、貴方も犯人探しの手助けをしてみませんか?魅力ある登場人物ばかりなので、退屈しませんよ。
I have been resisting watching “Downton Abbey” because of its popularity. But I must admit I became a fan myself after watching “Downton Abbey: New Era”. Last week, I had a free afternoon and could not find any movie I would like to see, so I hesitantly chose this movie. The story has absolute ingredients, […]