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English Blog Performance Opportunity at Académie internationale d’été de musique de Lyon, from July 27 to August 5 April 16, 2019

Hello! I would like to extend my invitation to come to Lyon, France, to study piano and perform this summer. I will be a piano faculty at Académie internationale d’été de musique de Lyon. It will be my second time to be at this festival! The festival is fantastic and Lyon is a beautiful city […]

Book Reviews (マイブック評) イルカ 吉本ばなな 文藝春秋 4/10/19 April 10, 2019

久しぶりの、ばなな本。彼女の本の魅力って、何だろうって、考える事ありません?世界各国で翻訳され、読まれている。国境を越えて、確実に共感出来るコンセプトがある。何だろう・・・って。圧倒的に女性の読者が多いとは思うのですが、女性の五感に語りかけるものがある。もう、本能と言っても良いような、ベースのところで。「語り部」調のリズムで、こちらの心にどんどん入って来る。心を捕らえられてしまう。はっきりと告白しますが、この「イルカ」も、何だか知らないうちにのめり込み、あっという間に読んでしまいました。説明不要ですね。

Book Reviews (マイブック評) 八月の路上に捨てる 伊藤たかみ   文藝春秋 4/8/19 April 8, 2019

第135回 芥川賞受賞作。ネット生活が始まって、ほぼ20年。全てが、短いスパンで起こり、消えて行く。日本語も随分と変化した。表現方法も、コミュニケーションの仕方も変わった。そして、一番大事な自己表現というものも変わり、もちろん愛の表現も変わって来た。そういう多々ある日常の変化と、日本人の心の根底にある揺るぎないものとの共存。その接点にあるのが、この小説かなあ、と思う。なかなか、素敵だ。細切れにした日常を、とても丁寧に表現し、臨場感溢れるストーリーに。短いので、すぐ読めますよ!

Book Reviews (マイブック評) 君は永遠にそいつらより若い 津村記久子  筑摩書房 4/1/19 April 2, 2019

ななんと!凄い感性。洒落た表現の対極にあるような、心の奥から絞り出すよう感じ。それでいて、軽やかなジョーク混じり。そして、残酷なんだけど、それが優しさ故だったりする。でも、やはり最後は「愛」なのだ。カッコなんて、つけている暇はない!テンポの良い文章に乗って、私こと中年読者も、大学時代に返って、学食を浮遊した模様。すっかり、本に入れ込んでしまいました。これが津村さんのデビュー作で、かつ太宰治賞受賞作。いやはや、余りのスゴさに、強烈なパンチを食らいました!

Book Reviews (マイブック評) 三月は深き紅の淵を  恩田陸   講談社文庫 3/30/19 March 30, 2019

非常に趣向の凝った、お洒落な作品ですが、私の脳味噌では、計り知れぬ事が多過ぎて、厄介であった事も事実です。幻の本探しというテーマなのだが、4章からなるそれぞれのお話が、私の中で絡んで来ず、終始本に没頭出来ず。。。幻を彷徨いました!

English Blog Beethoven Piano Sonata Op. 78 “Therese” 3/25/19 March 25, 2019

This sonata has been living in the special part of my heart since I first learned. Actually I learned it when I was in high school, and the first day I started to study I was totally attracted and mesmerized. What a charm, how tender and sweet… and humor too! And there is no conflict […]

Book Reviews (マイブック評) これからお祈りにいきます  津村記久子  角川文庫  3/17/19 March 17, 2019

大切な誰かのために心を込め祈る。その願いを叶えるため、自分の取られたくない体の一部をいろいろな方法で工作し、神様に捧げる風習。「サイガサマ」の祭りで、それが奉納される。そして時に、その奉納した工作で作った体の一部が、実際の体から、ひょこっと消えてしまう。そのため、雑賀(サイガ)町には、体の一部を失った人が時折いるという訳だ。密かに愛する人のために祈る。見返りを望まないどころか、自分の体の一部まで捧げてしまう。そして、その失った不自由な体を、淡々と受け入れる。人生の根幹に迫るようなテーマであるのだが、そこを「お隣り近所的」な物語と、親近感のある文体が、こちらの心にスーッと入ってくる。なかなか、素敵なお話しだと思いますよ!

English Blog A Movie “Cinema Paradiso” 3/6/19 March 6, 2019

This movie is one of my lifetime favorites, and I have already seen it so many times. Again I saw it the other day. This time on my computer! It was my first time to purchase a movie online to watch. I prefer movies at the theater though…. The movie is just wonderful. I cried […]

English Blog Ash Wednesday 3/6/19 March 6, 2019

Psalm 102.9  “For I eat ashes like bread, and mingle tears with my drink”

English Blog Music Performance! Subjective? Objective? 2/24/19 February 25, 2019

I played Beethoven Piano Sonata Concert last week. I was deeply moved by Beethoven’s mind during my performance. Op. 109 is one of my favorite sonatas. I have already written about my thought on this piece. We can feel Beethoven’s tender mind in Op. 109. The last movement is written in variation form, and at […]