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作家っていうのは、本当にすごい!これは、いつも書いている事だけどね。こんな素敵なお話しを、頭の中で生み出してしまうんだから、もうそれは大尊敬、大敬服です。主人公4人組の名前の付け方も、最高だし、それぞれの個性も、イカしてるんですね。人生って何だろう、とか、幸福とは、とか、そんな根源的な答えが、凝縮して、かつファンタジーのようなお話しの中に詰まっている。子供が成長していく物語だけど、どの世代が読んでも、涙あり、笑いありで、読んでしまうと思う。主人公達が、私と一緒に成長し、暮らし、悩み、怒り、笑っているような気にさせてくれた。是非お薦め!
福岡場所の場所中に、悲しい訃報が入ってきた。最年少で横綱になった偉大な北の湖関、そして大相撲協会に長年尽力を尽くしてきた北の湖理事長の最後だった。命尽きる日まで、大相撲のことを思い、土俵の充実をモットーに、命をかけた生涯である。何度も語られてきたが、輪島関との名勝負、憎らしいほどの強さ、昭和の土俵を多いに盛り上げた。ここ数年の大相撲を取り巻いた数々のスキャンダルが、理事長の命を短くしたことは、間違いないが、その中で、命を削り相撲への再評価の復活に尽くした。そして、現在の熱い場所がよみがえったのだ。今場所は沢山の力士が休場し、残念な結果であったが、それでも、多くの名場面が見られた。理事長の名に恥じず、2016年の大相撲が、そしてその先の未来が、素晴らしく、そして一人一人の力士が一日たりとも「土俵の充実」を忘れないで欲しい。北の湖理事長、安らかに眠ってください。大相撲への熱い気持ちを持ったファンが、ここロサンゼルスにも一人いますよ。
It has been my pleasure to establish the concert series in Pasadena (I am a program coordinator), called 3rd@1st concert series at FUMC Pasadena (fumcpasadena.org). This is our second year and it has been going wonderfully! The 3rd concert of 2015-16 season will be this Saturday, November 21 at 4pm. And this is my turn to […]
Filmmaker Geeta V. Patel follows her brother, Indian-American actor Ravi V. Patel, as he embarks on a quest (and request from their parents) to find a wife with the traditional Indian match-maker system. First of all, it is really a fun movie. That is sure!! Secondly, it is made to look a home-made video, but […]
まさに、大ヒット作。どうしても読んでみたかった。「僕」と先輩お笑い芸人の話で、今日本人なら知らない人はいない本だと思う。大尊敬する神谷さん(先輩芸人)と僕(徳永)の、とても刺激的で、かつ何だかせつなく悲しい物語。真実を追求することが、そして「自分」である事が、こんなにも苦しいことか。お笑いの世界を描きつつ、180度違う心模様なのだ。どんな世界でもそうなんだけど(音楽もね!)、側から見るのと、その世界の中心から見るのでは、全く見えるものが違うってことかな。文章で言うと、テンポが良い。表現がとびぬけている。エネルギーのアップダウンが最高。物語の最後にフォルテッシモ(音楽で使う用語で、大きな音量を指す)を持ってくるのも、とっても良いと思った。流石文学賞受賞作!
帯に「家族について書かれた残酷で幸福な最後の物語」となっているけれど、私はちっとも残酷とは思わなかった。でもこの家族が、幸福にたどり着いた事は確かだ。4人家族のそれぞれに章が与えられているので、我々読者は同じ場面を4回通過することになる訳だ。これって、時にはまどろっこしい、はっきり言って。多分、4人それぞれの視点から同じ問題を見て、問題を掘り下げるという発想かと思うんだけど、時に全く同じ表現が出てきたりして、だらける感もやむ負えない。しかし、圧巻はDVについての、定義だ。これが載っているページは、まだこの本を読んでいない貴方には秘密だが、この定義から導かれる本質と、それからの脱出法を読んだ時には、声も出ないほど(もちろん本を読んでいる訳だから、元々声には出していないけど)、感動した。そして、私の人生で起こった様々な望まない出来事を思い起こさせ、そこから私が脱出して来たことを考えた。この数ページのために、この本が存在すると言っても、過言ではなく、このページのためにこの本が、「読むに値する」ということになる。
まさに、「ばなな節」全開の本だ。ゆったりとした時の流れに、その時々に感じた気持ちがふわーっと、入っている。現実的でいて、とても非現実の美の追求ともいえるかな。ばなな本が好きな人には、たまらない一冊だと思う。よしもとばなな、まだ読んでいないのなら、一回手に取ってみては??暖かさに包まれるような気持になる事、請け合い。
Sir Andras Schiff conducted LA Phil from piano for Mozart concerto No. 25, and conducted Haydn Mass in C major in the second half. In Mozart he created his own cadenza with musical quote (!). I think the night I went was French Anthem “La Marsellaise”! How fun! As always his tone and timber is […]
This concert was one of Sir Schiff’s “Last Sonatas by Mozart, Haydn, Beethoven and Schubert” project. He performed Haydn: Sonata in E -flat major, Hob. XVI: 52, Beethoven: Sonata No. 32 in C minor, Op. 111, Mozart: Sonata in D major, K. 576, and Schubert: Sonata in B-flat Major, D. 960. All of those sonatas […]
心理描写が深い、ミステリー。基本的に舞台は一か所。警察内の取調室と、それに隣接する取り調べ室をミラーごしに見られる部屋。舞台は極めてシンプル。だけど、そこで繰り広げられるドラマは、すさまじい。役者は、大物がそろっている。何か、舞台でのお芝居を見ているような気にもなってくる。二転三転する中で、次第に真相が明らかになってくる。それも真犯人が自分を追い詰めていくのだ。読者も時には、だまされてしまう設定の見事さ。ミステリー界の女王(こんな言葉、宮部さんはとっても嫌いだろうけれど。)にふさわしい、読者の心にドカンとくる一冊です。