Japanese Blog (日本語のブログ)
去年のクリスマスのサンタさんへのお願いは、二つ。一つ目はすでに何度も言っている相撲雑誌定期購読(海外だと値も張るので、やはり特別なお願い)、二つ目は自分で出来るスペイン語のプログラム。このスペイン語プログラムは、評判の良いもので、基礎から上級まで良く出来ていて、又楽しく出来る。現在のところ、ランチを一人で食べる時にコンピュータ上でやり、運転中にその復習CDで、勉強したことを強化している。だからスペイン語の為に、特別な時間を使っていない計算。上手く出来ていると言ったのは、知らないうちに何度も復習するように構成されていて、ぼ〜っとした頭にもガンガン入って来る事だ。スペイン語の基礎はかなり頑張ったので、今のところはその復習がほとんど。そのうち全く知らないことが出てきた時が、分岐地点だろうなあ、と思っている。でも、楽しい。この語学プログラムには、オンラインでの会話練習もオプシオンにあり、様々な工夫がされ、飽きないようになっている。折角始めたスペイン語、もう少し頑張ってみるつもり。中南米にも、再び演奏に行きたいですね。
今日は、我々の大ヒーロー、佐ノ山親方(元大関千代大海)、玉ノ井親方(元大関栃東)が解説。この二人の大関が話しをしてくれると言うだけで、大相撲ファンにとっては感激である。そして、本当に良い事を言ってくれる。時に相撲談義が、人生談義にもなり、意味深いものになる。大関経験に基づいたエピソードが、解説に色を添える。ライバル時代の話から、本割りで栃東が勝って、決定戦で優勝を手にした相撲の話は、私も随分前のことだが、よ〜く覚えている。ライバル時代、そして親方になって、スーツ姿の二人が仲良く並んでカメラに向かっているのは、とても良い。本当に良いです。この二人のコンビで、是非又お願いしたい。NHKよろしくお願いします。また、今場所から、私は星取表をつけながら、相撲観戦をしているので、これまた、楽しい。明日から後半戦。今日栃ノ洋が負けて、白鵬だけが全勝になってしまったが、一敗力士が沢山いるので、優勝決定まで、ワクワク。毎日、ロサンゼルスから応援します。
このところ、私は料理に、タイのナンプラーをよく使う。これは、魚を発酵させたもので、ベトナムだとニョクナムになるし、日本だと魚醤となる。味に深みがでて、何となくプロのような料理になるのがとっても嬉しい。お薦めは、焼きソバ、チャーハンなどの炒め物、もしくはミートソースのような味が濃いものなど。それ以外にも、幅広く使える。匂いが気になるという方がいるかもしれないが、それだけ使うと強く感じられるが、他の調味料や食材などと混ざると、殆ど感じない。同じような使い勝手として、バルサミコ酢がある。これも発酵食品なので、ドレッシングだけでなく、煮物、カレーなどに使うとやはり味に深みが出る。お試しあれ。
初場所二日目の放送は、趣向を変え、インタビュールームからの実況であった。私の個人的な観点からは、とても面白かったと思う。放送終了後に、NHKに「良かったよ!」とメイルしてしまったほどだ。音羽山親方の解説・分析は、とても面白いし、大鳴門親方は、お人柄が出ていて、物静かだけどとても良い。もちろん私の贔屓の藤井アナ、それに、異色のゲスト、デーモン小暮閣下だ。今後も、こうした新趣向で、相撲放送して欲しいですね。今日は三日目。既に、かなりの上位陣が負けてしまっているが、其々の取り組みは見応え有り。これからの12日間、相撲放送を毎日楽しみにしていますよ!
今日、アメリカ人女性達のグループで、折り紙の楽しさをお話し、少しだけ折鶴を教えた。若い世代の事は分からないが、私達の年代の日本人だと、折鶴を折れない人はいないと思う。という観点から教える事を承諾したのだが、これがとても難航。子供の頃に習得した折り鶴、結構テクニックがいるんですね。皆と冗談を言いながら、楽しく出来たのは良かったけれど。ちなみに、ラジオ体操第一と折鶴は、日本人かどうかを判断するのに、とても良いと思う。日本人ならラジオ体操の曲がかかれば、自然に体が動いてしまうし、四角い紙があると、自然に手が動いてしまう。私は、割り箸が紙に入っていると、それを必ず五角形に折って、箸置きにしてしますし。まあ、習性ですね。因みに、海外で小さな紙から折り鶴を作ると、皆驚嘆してくれるので、やって見ては??
お好み焼きほど、人を気分良くしてくれる食べ物が、他にあるだろうか。英語のComfortableという言葉が一番、ぴったりする。もちろんお財布にも優しい。だって、キャベツとシーフードミックス(もしくは、豚肉の端切れ)、卵、粉、それに、マヨネーズとブルドッグ・ソース。出来上がりに、鰹節をパラパラっとかけて、そのダンス模様を楽しむ。青のりがあれば、それもチョチョっと。安上がりで、とても美味しい。そして、簡単、早い。アメリカ人にも大受けだ。私は、ジャパニース・パンケーキといって、勧めている。ほんわか気分になりたければ、お好み焼き、一番ですよ。
例年ある家族の集まりに、暮れから行き、元日に飛行機で帰宅。雪が多い中西部なので、天候不順で飛行機が遅れたり、欠航になることが多いのですが、今年は、雪の被害を上手く回避し、予定通りに運行しました。奇跡です。 2日の昨日は、二つパーテイーに。一つ目は、午前中に日本総領事館と地元日系団体主催の会で。日本のお正月気分が味わえて、本当に嬉しかったです。こう言う機会がないと、一切お正月を感じずに過ごしてしまうので、とても感謝。お餅やおせちを頂き、日本語を話し、「お正月」をしました。二つ目は、現在教えている大学の音楽学部長の家で。良い仲間が集まり、楽しい時間を過ごしました。 この二つのパーテイの間に、小さなコンサートで、若いチェロ奏者と演奏を。小さいといっても、ベートーベンのチェロとピアノのためのソナタ一番が入っていたので、気が抜けず!ベートーベンのチェロソナタは5つありますが、どれもピアノの比重がとても大きく、典型的な古典派のピアノテクニックが要求されます。ピアノソナタと言っても過言ではない程。でも弾きがいがあるのも、確かですね。ベートーベンの音楽で新年を始めるというのは、中々良いものでした。10月の終わりのハロウイーンから始まったホリデイ・シーズンの饗宴は終わりましたが、楽しい気分はずっと続きますように。今日から、バッハのゴルドベルグ変奏曲の練習に復帰。毎日この大曲との対話が待っています。それでは、皆様の2011年も、楽しく、実りある時間でありますように。
昨日のロサンゼルス・タイムス(新聞)に、ピアニストのダンタイソン氏のご母堂、タイ・チ・リエンさんの事が出ていました。ダンタイソン氏と言えば、1980年に、アジア人で始めてショパンコンクールに優勝し、我々の星となった人物です。その当時から、ベトナム戦争時代に、どうやってピアノの練習を続けたのか、という事が注目されていました。昨日の新聞記事でも、リエンさん自ら創立した音楽学校を、田舎に疎開させ、そこの防空壕の中でピアノを練習。又、音楽にのクラスも続けたと言うエピソードが載っていました。リエンさん、現在92歳で、息子のダンタイソン氏と、カナダで暮らしていらっしゃるようですが、インタビューをした記者の要請に応えて、いくつかショパンの曲を弾いたとの事。「ここ3週間、体の調子が悪くて練習していないのよ」と前置きをしたようですが・・。フランスの植民地時代、そしてベトナム戦争。困難な時代を、強い意志で生き抜き、音楽を信じ、ベトナムにクラシック音楽の土台を築いた方です。素晴らしい。この記事は、12月26日版の、LA Times のEセクションに掲載されていました。もし、ご興味があれば、LA Timesのサイト(LATIMES.COM/CALENDAR)を覗いてみては。
最近、私の知人の息子さんに、ALSという難病の診断が下った。今年の5月に左手の痺れを経験、それから筋肉がやせ細って来たという。そして現在、話す事に困難が生じているようだ。彼は、17歳。ALSをご存知ない方もいらっしゃると思うが、これは筋肉の萎縮していく病気で、薬で進行を遅らせることは出来ても、今のところ治療が出来ないという話である。そして、若いこともあって、進行がかなり早いらしい。通常は、40代以降の人に発症する例が多いようで、それも、診断に時間がかかった理由のようだ。学校では、何とか右手だけで、授業を受けているようだが、本人は、進行の早さ、未知の将来に向けて、不安と恐怖で押しつぶされそうになっている。お母さん、お父さんは、どうする事も出来ず・・その様子が、見ていてとても辛い。平均的に行けば、今後3年から5年の命・・、とお母さんがつぶやいていた。私は、彼らの話に耳を傾けるしか出来ない。誰も何も出来ない。ただ手を差し伸べるだけ。
ここのところ毎日、雨、雨、雨である。ロサンゼルスの町は、基本的に屋外活動用に出来ているので、お洒落な公園形式のショッピング街など、大変である。昨日の日曜日、買い物によったら、パサデナのショッピング街は、がら〜んとしていた。年末の買い物シーズン、大打撃であろう。こういう時に、昔ながらの典型的なアメリカのショッピング・モールが、力を発揮する。デパート、お店、レストランが大きな建物でつながっている巨大施設だ。寒冷地の冬、猛暑の夏などに、本当に有難いが、何だかドーンとでかくて、私は時々「胃もたれ」状態になる。歩いている人達が、虚ろに店から店へと歩き、一日の大半を過ごしている様子など、時として悲しいものもある。しかし多くの人に、お休みの過ごし方は?と聞けば、「ショッピング・モールに行く」と答えると思うから、それはそれで良いのである。他人の趣味にとやかく言う必要はないのである。 まだ数日この大雨が続くようだが、「観光業も大変だろうなあ」と思いながら、雨を見ている。世界的に言っても大観光地のロサンゼルス、観光のほとんどが屋外。美しいビーチ、デイズニーランド、ユニバーサル・スタジオ、ちょっと小高い丘にあるハリウッドのサインに、皆が歩きたくなるハリウッドの大通り、もうすべて外である。冬季には、寒冷地からの観光客が、屋外をブラブラ歩きたくて、やって来る。雨に喜ぶのは、美術館、映画館、コンサートホールかなあ??事故が多発している雨の中でのドライブ、気をつけながら出掛ける事にしよう。雨に慣れていないアンジェリーノ(ロサンゼルスの住人)である。