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干し椎茸、昆布、煮干など、日本の乾物の素晴らしさにはいつも頭が下がります。お日様に干して、益々味に深みが出来、かつ長持ちするという、優れもの。特にアメリカ暮らしで、日本マーケットまで距離がある私には、こういった食品が「日本」を食卓に出せる強い味方なんです。出汁に使うと、何とも言えないほんわりとした味が出て、まさに優しさ一杯のご飯になります。又、今年初頭には、日本から超高級干しホタテを沢山頂戴し、これも和洋両方に、重宝しています。乾物万歳。
先週の金曜日、主人との2重奏で、ロサンジェルスにあるルネッサンス芸術学院という中高一貫の学校に行って来ました。この学校は、ロサンゼルス交響楽団の教育部門のパートナー校で、その関係もあり昨年に続いての訪問演奏。この学校は、音楽とダンスの専攻があり、ユニークなカリキュラムと校風で大変成果を挙げています。そして学校の誇りは、ワン・クラス・ルームという方針で、お教室は全校に一つあるだけというもの。ここで、それぞれのグループが、テーブルを囲んで勉強します。ですから、我々のコンサートの時は、あっという間にテーブルや椅子を片付け、そこがコンサートホールに変身。まるで、日本の昔の暮らしのようですね。ちゃぶ台を片付けると、そこが寝室になって布団を敷く。面白いでしょ。 演奏曲目は、今年生誕200年のお祝いをしているショパンとシューマンの作品で。チェロとピアノのための曲が、この二人の作曲家の作品で、ちょうど良い具合のコンサートプログラムになります。演奏終了後は、生徒達から興味深い質問が出て、交流も楽しかったですね。活気の溢れた学生達の未来に、エールを!
It is just amazing. I had a free day for the first time in few weeks. “Free Day” is sometimes wasted because of no schedule attitude, but I spent my free day fun and efficient. One of activities I did was to see this Argentinian movie which received an academy award for the foreign film category. […]
2週間にわたってロサンゼルス・チェロ協会であった、若いチェロ奏者の為のオーディションと、優勝した生徒達のコンサートがあり、ピアノ伴奏としてお手伝いしました。本当に若い学生達が一生懸命やっている姿、良いですね。これは、14歳までの学生達に開かれたもので、一番小さい子は7歳の生徒さんも。もちろん、賞を取った生徒達は特別ですが、どの生徒も、とても良く準備してあり、上手に弾いていました。ここまで来るには、周囲のサポートと本人の日々の努力と才能、どれが欠けても出来ないものです。優勝者のコンサートでは、皆生き生きと自分に自信を持って演奏。聞いてるお客様達に、その熱意が伝わったと思います。プロの音楽家になる生徒もいるでしょうし、趣味としてチェロを引き続ける生徒もいるでしょう。どちらにしても、これから成長していく生徒さん達。将来が楽しみです。
今年の春は、もう忙しくて、正に「目が廻る」感じです。演奏会がほぼ週に一回違ったプログラムであり、毎回違う音楽家達と演奏するので、自分の練習だけでなくリハーサルもあります。常にピアノの上には、沢山の楽譜が山積みに。しかし、この経済危機で失業者が沢山いる中、「忙しい」というのは大変有難い事です。 昨夜、毎学期行っている大学の生徒の演奏会があり、春の学期もいよいよ終わりに。毎回この演奏会についてはお知らせしていますが、私はどの生徒の演奏にも、学期中の苦労を知っているだけに、人一倍拍手を送っています。音楽大学ではないので、音楽科専攻あり、芸術科目の一環としてレッスンを取る生徒あり、自分の音楽への気持ちでピアノを続ける生徒あり、と様々。どの生徒も、「演奏する」という事で、成長していきます。明日は音楽科のピアノ試験。長い夏休みも目の前です。生徒達には実りある夏休みを期待し、こちらは、夏に計画している演奏会、ツアーなどの、準備に入ります。
私達って時に、人から何か嫌な事をされたから、とか、どうせ私は恵まれていないから、とか、何かに理由をつけて、あたかも不機嫌である事の権利を、主張してしまいませんか。だから私は、不機嫌なのが当然でしょ!という感じで。夫の態度に勝手に腹を立てて、不機嫌を決め込んだり、お隣さんの庭の手入れの仕方が悪いからといって、一人で不機嫌モードに入っていませんか。あんな奴に良い態度を取るなんて、大損だ、とか、にこやかにするのは、あたかも負けてしまうような気持ちになったり。 私思うんですけど、「にこやかにする」のと、「つんけんする」のと、どっちがエネルギーを使うかなあ、って。比較すると、多分否定の力に費やす方が、俄然大きいと感じるんですけど、皆様どう思われますか。私だって沢山の事をしながら生きているので、そりゃあ嫌な事に出くわす事もあります。時間があると、一つの事に考えが陥り、同じ事を頭の中でグルグル、リスが回転しながら遊ぶおもちゃみたいに。だから、こんな事に構っている時間が勿体無い、という状況にしちゃいます。そうすると、不機嫌菌が、自然に消滅。囚われていた自分が、ばっかみたいに思えて来ます。自分から折れたって良いじゃないですか。人生短い。負の為に使うエネルギーは、最小限にしたいものです。
私の教えている大学の音楽科にいる、声楽家専攻の女学生の事です。この生徒は、腰が曲がり、普通に歩けないんです。だけど、こんなに明るい笑顔があるだろうか、というスマイルでいつも周りを明るくしています。又、合唱団のお役目をして、皆をリードするし、いろいろなイベントに積極的に参加しています。それなら、すごい美声の持ち主なのだろう・・と思われるかもしれませんが、それがそうでもないんです。だけど、自信に溢れて、明るく、楽しく生きている。学校でこの生徒に会う度に、いつも思います。どんな素敵なご両親に育てられたのかな。そして、大学に入るまで、どんな道を歩んで来たのかなあって。自分の持つ障害に対して自らバリアを作る事なく、自分に対して普通に接する事の出来る強い心。この生徒に万歳!これからどれだけの人に勇気を与え、愛を与えていくことでしょうか。
数日前に、日本のニュースサイトで、大変悲しい事故のお知らせを目にしました。病気で家にいた5歳(確かこの年齢だったと思うのですが、間違っていたらごめんなさい)の男の子が、お母さんがコンビ二に行った、たった5分間の間にベランダから転落。亡くなったという事故です。このお母さんの事が頭から離れずにいます。子供が病気で、欲しがったおやつを買いに行ったのかもしれない。病気だから、家でおとなしくしていなさい、と行って出掛けて行ったのかもしれない。それが、家に帰って来たら、子供がいなくて・・。こんな事があるでしょうか。このお母さんは、これからの人生の中で、この5分間から抜け出す事は出来ないでしょう。何度思い出すでしょうか。会った事もない方の事だけど、考えると私も心が張り裂けるようです。
ここ数年私の定番の朝ごはんは、玄米に雑穀を混ぜたご飯、とろろ汁、梅干、納豆、海苔、そしてヨーグルトにフルーツとグラノラ等を入れメープルシロップをかけたもの、となっています。最近、梅干をちょっと贅沢に、肉厚の大粒のものに変えてみました。このちょっとした贅沢が、こんなに朝ごはんを美味しくさせるとは。大発見です。という訳で、毎朝この大粒梅干と一緒に、幸せを噛み締めています。
映画は大好きで、時間があれば一人でも見に行きます。どちらかというと、ハリウッドものより、インデペンデントやヨーロッパ映画が好き。今年も、アカデミー賞作品を始め、いろいろと見ています。折に触れ、映画の感想も書いています。映画は日本より安いですし、特に日中は割引になっていますので、気楽に行けますね。最近のお気に入り劇場は、ハリウッドにあるArclightというところで、何せ客席が豪華で、長時間の映画などもゆったりと見れるんです。映画万歳!昔良く行った、下北沢の3本立て映画館、今でもあるんでしょうか、ね?