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これはコンサートツアーに、主に飛行機の中で読もうと思って、持参した本。680ページ以上の大長編で、結構重かった。心理描写はさすが。どんどんと惹きこまれていく。フィクションというのは作り話なのだけど(もちろんそれが面白いのだけど)、「悪の連鎖」というテーマで書かれたこの本は、何故か連鎖の仕方に無理があるように、感じたのは、私だけだろうか。バスジャックの動機とその発展の仕方も、何だか、あまりに非現実で、現実的な登場人物達と、相反してしまう感じ。なんだかんだと文句を言っているのだけど、それは、宮部みゆきだ。面白くないはずがない。ツアー中に読破しましたよ!
三浦しをんの新しい境地!林業ものである。ファンタジーあり、就活あり、過疎化の村おこしあり、恋愛までしっかりあり、三浦さんの新しい引き出しから、次々と出てくる。メチャ面白い。どの本を取っても、すべて新しい顔があり、新しい切り口がある、三浦さん。大天才。この本読んで林業に進む、我が日本の若者がいることを、深く願っています。一生かけて情熱注げる仕事に就けた人は幸せ。そして、これしかない!という大大好きなことが、見つかった人は超幸せ。
It is an inspiring movie for LA people! I am reminded how diverse our culture is in LA. Jonathan Gold talks about culture, arts, food, and people. When he reviews the restaurant he goes to the same restaurant at least 7 -8 times. One time he went 17 times! He put everything into his review. […]
“Marguerite” is a movie directed by Xavier Giannoli and written by Giannoli and Marcia Romano. It is inspired by the life of Florence Foster Jenkins. In Paris, set in the golden twenties, Marguerite Dumont is a wealthy woman with passion in music, especially in opera. She has been studying and practicing singing for all of her life, […]
これは新聞小説で最初デビューした本。まさにタイトル通りの、ガン宣告から余命を告げられ、人生の最後に向けて、どうなるか、どう変わるのか、というお話し。大長編だけど、読者を惹きつけてぐんぐんと、話しが進む。人生の終わり方を否応なく突き付けられた時、我々はどうするのか。どの歳になったから、死を受け入れられるのか、という問題ではない。抗がん剤治療で、身体も心もずたずたになってから、穏やかな日々を取り戻す主人公。いろいろ考えさせられる。
これは、まさに「スポ根」ものだけど、三浦しをん流の。そして、最高のストーリーだ。とても、長編。そして最初から、最後のページにむけて、だんだんと音量を増して、「彼方へ」の章で、それが、最高潮に至る。ここは、涙を誘うところだ。やっぱ、青春って良いなあ。仲間って良いなあ。っと、思わせてくれる。だけど、臭くなく、ね。三浦しをん、すごい。
この作者の引き出しの多さに、毎回驚きます。新しい本を開くと、そこに全く前の本とは違う世界、違う言葉のつながり、空間がある。「光」は、こんなに最低で良いの?と、思うくらい、最悪の最悪の人間性が根幹にある。そこから、歯が浮くような、愛を描いていく。幼馴染という安心するような関係から、とんでもない話が紡がれていく。「普通」を切望しながら、「普通」を嫌う。人間の本質に迫る本だ。
なかなか楽しみな番付ですよ。横綱、大関はもとより、琴勇樹と高安の前頭筆頭、嘉風と豊ノ島の関脇など、上位戦が見どころ一杯になること、間違いなし。正代がすでに6枚目。残念なことに、遠藤と大砂嵐が十両での取り組みですが、すぐに幕内に戻ってくること、信じてやまず。豪栄道には地元大阪場所での、奮起を。九重部屋(私のヒーロー、元横綱千代の富士の部屋)の各力士の活躍も。ああ・・大阪に行けならなあ。太平洋のこちら側から、大相撲応援してます。
“City of Light” is the project Esa-Pekka Salonen, a conductor laureate of LA Phil, curated, and Debussy’s opera (oratorio style) and chamber music were a part of the project. First of all, we don’t hear “Pelleas et Melisande” often in the US, and especially with the great cast and orchestra, it was a “must” concert to listen. […]
本好きの私にとっては、会うべきして会った本。辞書にかける情熱。すべてを忘れて打ち込める、情熱。本当に素晴らしい。「三浦しをん」熱に浮かされている私に、更に追い打ちをかけるすご本です。再三書いているように、この作者の天才的な主人公の命名術!「馬締光也」何とすごい響き。そして彼の奥さんが、「香具矢」。言葉へのあくなき探求心の馬締に、香具矢の料理への真摯な気持ち。そんじょそこらにはいない、カッコ良い夫婦です。人生何が幸せって、こんなに狂おしく何かに執着して、仕事を愛することでしょう。もうそれに尽きる!それがあれば、他の事は後からついてくるし、又、他の事が大事じゃなくなるからね!「舟を編む」は、名著です。