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Fantastic combination of compositions were presented at Green Umbrella on Saturday October 1. I truly enjoyed listening the concert, but also being there was something very special. The Disney Concert Hall had an energy. Noon to Midnight project had so many aspects, and I went for the Green Umbrella part which is from 1000 crickets […]
「花園」とは、まさに言ったもの! 高校女子達の、現実かつ、宇宙的に非現実な物語。私もカトリックの女子校に中学だけ行ったから、何となく雰囲気がつかめてしまう。その可憐さと、残酷さが。取り澄ました制服に閉じ込められた真実は、外からは絶対見えない。私は、小さいころから、辛いことが結構あって(実は困難に耐え切れず、家出までした経験の持ち主)、そこから逃げるために、自分によく、「ここは死後の世界だよ。前は楽しかったんだけど・・」などと言い聞かせていた。自分であること、自分を生きること、永遠のテーマ。どの作品にも、美しい表現がたんと詰まった三浦さんの小説。この一冊も、どのページにも、詩が舞っている。
9月場所の15日間は、本当に熱かった。連日、寝不足だったけど、やはりライブで見たくて、夜中一人相撲中継を見ていました。白鵬がいないというのは、まず、こういう事なんだなあ、としみじみ思ったのと、誰が場所前、角番からの全勝優勝を、豪栄道関が成し遂げると予想出来たか、という事。豪栄道関のカッコ良さ、遠藤関の完全復活、隠岐の海関の前半の牽引力、高安関の落ち着いた取り口がもちろん場所中の見どころ。そして近年の相撲協会の「土俵の充実」という目標が、それぞれの取り組みに大きく表れていた場所だったのではないでしょうか。私の念願だった、ロサンゼルス相撲愛好会も発足。そこでも、熱い相撲談義が繰り広げられるでしょう。相撲万歳!
I joined Highland Park Book Club this month and this is their choice for September. I tend to read Japanese books, mainly I am familiar with the authors, but I wanted to explore American literature. It is an entertaining book, that is sure. I told in the book club meeting this book is like music. […]
私のお相撲への熱い想いは、皆さんに折に触れお知らせしてきましたが、ついに、ここロスアンゼルスで相撲愛好会を結成。先週最初の会合をリトル東京の居酒屋で持ちました。長年お相撲について熱く語れる同志を探して来たのですが、なかなか見つからず、思い切ってネットで募集。そして、会の発足となった訳です。初回は4人が集まり、熱い議論が交わされ、とても楽しく、至福の時間を過ごしました。例会は、場所中の中日の日曜日夜7時から、その他は、不定期に集まる予定です。ちゃんこ鍋忘年会なども、相撲談義に興を添えることは間違いなく、外せない行事になる事でしょう。お相撲に詳しくなくても興味がある方、長年の相撲ご意見番の方等、老若男女の皆さま、是非ご参加下さい。ご連絡お待ちしています。
I always love Rachel Weisz’ movies… But not this one. The movie has a good point “changing identities”. That could be people’s desire, sometime. But the movie is beyond fantasy. No one can be a first class medical doctor, first class science researcher, first class artist, first class performer in few year!!! Also the ending […]
私の三浦しをん病は、止まるところを知らない。どこを切り取っても、文章が美しくて、ぼーっとしてしまう。一人の男性を軸に、いろいろな関係の人が、「彼」について、語る小説。「愛」というのは漢字一文字だけど、その意味、関わり方、解釈、気持ちも身体も、何だか、壮大な宇宙の中を、遊泳しているようだ。三浦しをんさんの感性は、研ぎ澄まされ、極限まで、削って美しい文章を作りだしているような気がするが、でも、実はもう頭の中からどんどこと、湧き出てくるのかも、しれない。とにかく、美しい小説です。
この本は日本では随分と評判になったらしいのだけど、何故かいまいちぴんと来ませんでしたね。ストーリーが複雑というのではないのだけど、似たような名前が次々に出てくるので、何度も前の章を確認してしまった私です。確かに、ひねりを入れた2回転、3回転はお見事!だけど、何となくすっきりしない。モヤモヤする。銀行という主人公は、とても魅力的なのだけど、その脇を固める人間達が、生き生きしていないような。という訳で、ブック評も、バシッと決められない感じです。
まさに「昭和の香り」とでも言おうか。。ちゃぶ台やら、豆腐売りやら、頑固おやじが、目の前に浮かぶような小説ですね。浅田さんは、好きな作家の一人で、情景描写の美しさや、心情の細やかさが良いなあと、常日頃思っています。それでいて、とてもお茶目な、冗談好き、かな? ご本人、賭け事もお好きと聞いた事があるような、ないような。もちろん、音楽家だって、音楽を弾いていない時は、いろいろなことをする訳だから、可笑しいことではないのだけど、抒情小説を読んでいて、ふとラスベガスでのギャンブル風景を想像すると、ミスマッチ。まあ、そこが魅力ということなのでしょうけれど。
下町の寅さんか、はたまたジェームス・ボンドか。痛快冒険小説だ。役者は揃い、東京のごちゃごちゃした町並みも色を添える。かなりヤバい暴力あり、だけど人は死なない。超悪だくみ人生だけど、何か憎めない。お人好し。多分、下町気質が、カッコ良さを上回っている、ドタバタ人情劇場だ。