Japanese Blog (日本語のブログ)

興奮の大阪場所、終わる  3/28/10 March 28, 2010

横綱白鵬関、優勝おめでとう御座います。そして杷瑠都関、大関昇進おめでとう御座います。連日の白熱した取り組みに、我々相撲ファンは、手に汗握る思いで、一日一日を過ごした15日間でした。終わってみれば、一番良い形だったのでは。杷瑠都関は、相撲界に入って直ぐににケガに泣かされ、昇進が遅れたので、今後故障のない相撲人生で引退まで過ごせる事を、心より願っています。朝青龍の悪役がいない場所はどうなるかと思ったものの、悪役なしの正統派道で、十分でしたね。正しい相撲道の追求で、これからの場所を楽しみにしています。両力士、そしてすべての力士の方達、場所が終わって巡業まで、少しゆっくり出来ると良いですね。5月の国技館では、魁皇、琴光喜、琴欧州、日馬富士に加えて杷瑠都の大関姿が見られ、いろいろな力技、突っ張りなど、ロサンゼルスから応援出来る事を楽しみにしています。大相撲万歳!

大阪場所  3/27/10 March 27, 2010

今場所前は、朝青龍の突然の引退で、場所に生気が欠けるかと思われたのですが、どうしてどうして、もう誰も朝青龍の事など忘れたかのようです。関脇杷瑠都の活躍と大関昇進、白鵬との対決など、連日場所を沸かせています。杷瑠都は顔付きも違うし、言葉を選んでのインタビュー、もう既に大関の貫禄があります。周りを固める若手、中堅もいつになくがんばっている感じがするのは、私だけでしょうか。夏時間が始まったロサンゼルスで、大相撲の生中継を見るのは眠気との戦いですが(16時間日本が先を行っている!)、もう目が離せないし、逃せない取り組みが沢山あるしで、連日寝不足が続いています。しかし、それも今日で最後。杷瑠都が大関昇進をほぼ確実としてからのもう一勝なるか・・。それからベテランの雅山の活躍も嬉しいですね。それでは、千秋楽、大いに楽しみにしています。

早生まれの誕生日 3/19/10 March 21, 2010

私の誕生日は3月19日で、日本の学校では、クラスの中で一番遅く生まれた子、という事が良くありました。高校の時は、一年生の始業式の日に遅刻、担任の先生からお説教を一発食らった後に、一番誕生日が遅いから仕方がないか、と諭されたのを覚えています。これはハッキリ言って言い訳ですが、世田谷の孤島と言われる所が実家で、バスの便がとても悪く、かつその日電車の踏み切りが全く開かず、遅れたんです。メチャクチャ焦りまくって、たどり着いた初日。この悪夢はその後ずっと続きました。 さて、今年の私の誕生日、去年に続き、ロサンゼルスきっての美味しいお寿司屋さん「極」に。特別の日なので、「おまかせルーム」というところで、シェフじきじきにお料理して頂いて、コースで頂くお料理をチョイスして。出てくるものすべてが美しく、創作性に溢れ、美味しくて、とても感動。十二分に満足しました。3時間近くかけて、いろいろと出てくるので、冷酒を頂きながらゆったりと。気分はもう最高です。普段は、習い性になっている、「ナガラ族」生活。二つ、三つの事を並行してやったりするので、こうしたゆったりとした時間は大変貴重です。ベッドに入ってからも、頂いたお料理を思い返して、思わずニコリ。日本料理の繊細さ、もう脱帽ですね。そして職人芸万歳。

セント・パトリックス・デイ(聖パトリックの祝日)3/17/10 March 21, 2010

毎年3月17日は、アイルランドのお祭り、セント・パトリックス・デイです。この日のシンボルが、三つ葉のクローバーで、緑がシンボルカラー。という訳で、緑色の入った洋服を着るのが、慣わしになっています。緑を身につけていないと、誰でも「つねって」良い事になっています。お祭り気分を自分の中で盛り上げるためにも、必ず緑が何処かに入っている洋服で決めます。 今年は友人宅で、セント・パトリックス・デイのパーテイがあり、皆で大いに盛り上がりました。緑のビール、アイルランドのウイスキーやアイルランド料理で、楽しく時を過ごしました。

春うらら  3/12/10 March 12, 2010

ロサンゼルスにも、ようやく本格的な春がやって来ました。私の大学の春休みを利用した、お一人様、お手軽遠足、続行中。昨日は、前から乗ってみたかったメトロに。アメリカのほとんどの都市では、公共の乗り物が整備されていないので、自家用車での移動がほとんどです。ですから、電車に乗るのは本当に久しぶり!それでもロサンゼルスでは、少しずつ電車が路線が整備され、限られた場所で利用出来るようになりました。そこで、移動の目的ではなく、「どんなものかなあ・・」という興味から、乗ってみました。電車の駅の近くに住んでいないので、駅まで、車を運転して乗車。とてもきれいで、交通渋滞も関係なく、ダウンタウンに到着。そこから、普段はあまり縁のない、イーストサイドにも行ってみました。どこまで乗っても1ドル25セント(150円くらい)。将来的に、メトロの駅の近くに住むのも悪くないなあ、と少し思わせてくれました。今日は、ダウンタウンにある、市民の誇りである中央図書館に。私の大好きな場所です。楽譜から、CD, 英語の本だけでなく、インターナショナルの階では日本の本も沢山あります。古くて趣のある建物の中で、ゆったりとした時間を過ごしました。 我が家の庭のオレンジとグレープフルーツもだんだん食べ頃に。バラも新しく植えた8本を含め、蕾を沢山つけているので、そろそろ綺麗な花を見せてくれるでしょう。外を歩くのが、気持ちの良い季節ですね。春爛漫。

ロサンゼルスの発祥の地を訪ねる  3/10/10 March 10, 2010

今週は大学の春休み、とウキウキするも、学生達のように遠くまで遊びに行く時間はないので、これを機会にロサンゼルスの中で行った事のない場所を訪ねてみようと、一人遠足を企画。まずは、ロサンゼルス発祥の地、エル・プエブロ(El Pueblo)を訪ねました。これは、ダウンタウンに近くで、スペイン国王が当時のスペイン人カリフォルニア知事に命令して、1781年に始めた町です。まずは、最初の44人(11家族)が、メキシコから2000キロ弱の旅を経てこの町の設立に参加、最初の移民となりました。そしてそれが次第に発展し、現在のロサンゼルスと言う大都市となったのです。町の設立の当初から様々な人種が集まり(スペイン人、インデイアン、黒人、インデイアンとスペイン人のミックスなど)、まさに現在のロスアンジェルスの始まりを感じさせます。 エル・プエブロはメキシコ色を強く残し、マーケットが出ていたり、マリアッチが聴こえて来たり、中々楽しいですよ。スペイン語を勉強しているので、それの練習も兼ねたりして!歴史を学んだ後は、メキシコ料理のレストランでランチを。ここは、私のスペイン語の先生の家族が経営している所で、美味しくランチを頂きました。数時間の遠足は、春休みの息抜きにぴったりでした。遠足の帰りは、これもダウンタウンの一角にあるリトル・東京で日本食の買い物を。夕方に、フルート奏者の方とのリハーサルをこなし、夕食は、リトル東京でゲットしたお刺身を堪能し、春休みの一日が終了しました。次の遠足な何処にしようかなあ、と、現在考え中です。お一人様、事前に計画を立てなくても良いので、とても気楽で楽しかったです。

ニューポート・ビーチでのコンサート 3/8/10 March 8, 2010

この春予定しているソロのコンサートの最後が、昨日ニューポート・ビーチという場所でありました。ロサンゼルスと言われている地域は、再三申し上げているように、関東平野くらいあるんです。とにかく広大。そして、ロサンゼルス郡の南に、オレンジ郡という地域があり、ニューポート・ビーチはそこに。そして、デイズニーランドの南東に位置します。我が家から約100キロくらいでしょうか。早い話し、「遠い」と言う事です。演奏会は、素敵な図書館内のホールで行われ、また、ホールが中庭に面していてとてもオープン。良い空間で演奏が出来て、幸せでした。客席が近く、お客様の反応を感じながら演奏するのは、感無量ですね。曲の説明に、ニコッとして下さったり、頷いてくれたり。そして、演奏終了後、ざっくばらんに皆さんと歓談が出来、楽しいひと時を共有しました。 その後、帰宅、夜は、ロサンゼルスの北に位置するヴァレンシア(我が家から30キロくらいで、ニューポートとは、正反対の方向)で、若くて才能のあるトロンボーン奏者の方とのコンサート。ジャズナンバーも入って、とても良いコンサートになりました。 ロサンゼルスは、今年はエル・ニーニョという事もあって、いつになく雨が多く、今だに肌寒く暖房を使っています。

大学でのコンサートを終えて  2/26/10 February 26, 2010

毎年春の学期に続けている、現在教えている大学でのピアノコンサートも無事終わりました。日本では余り行われないかもしれませんが、アメリカではとても良く行われるのが、このFaculty Recitalというコンサートです。通常、音楽を教える大学、もしくは学科にはコンサートホールがあり、この施設を使って、大学の先生達が演奏会を開きます。施設が大学のものなので、事前に計画しさえすれば、比較的簡単にホールを予約出来ますし、通常はすべて無料で借りる事が出来ます。聞いて下さるお客様は様々で、学内の学生や先生達から、大学の近所に住む音楽好きの方達、もちろん演奏者の家族、友人も来ます。今年も、お話を混ぜながらのプログラムで演奏。演奏する私も、聞いて下さるお客様達も、楽しい演奏会が出来たと思います。 感動を与えているオリンピックも、そろそろ終わりですね。私も毎日見ている訳ではありませんが、ダイジェスト版などで、観戦。何でも、一つの事を成し遂げた人というのは、それだけで本当に素晴らしく、人々に感動とインスピレーションを与えますね。私も、これからの春のシーズン、全力で音楽に打ち込みます!  

バレンタインの1日 2/14/10 February 15, 2010

皆さんは、バレンタインデイ、そのようにお過しでしたか?こちらでは、男女の仲だけではなく、親子、兄弟、仲の良い友人たちなどの間で、お祝いします。チョコレートや、花束、ワインなどが、典型的なギフト。私は、仲の良い友人の2組の夫婦を招いて、夕食を一緒にしました。気のおけない、そして気持ちの真っ直ぐな友人達との時間は、本当に楽しいものです。夕食のメインメニューは、手巻き寿司。アメリカ人にも大人気ですよ。友人達は、雲丹も、イクラも大好きです。さすがに、納豆巻きは遠慮する人が多いですが・・。美味しい食事と、お酒があれば、わいわいと食べ、楽しい話で盛り上がって、最高です。日本人も、お酒を中心に「盛り上がる」事には、引けを取りませんけどね。 オリンピックが始まって、テレビに釘づけの方も多いと思いますが、普段スポーツから遠ざかっている方々は、是非自分でも何か運動を始めてはいかがでしょうか。ちょっと錆び付いている自転車を動かしてみるとか、お散歩のときに少し早歩きで、手を思い切って振ってみるとか。そういう時間もなければ、駅や家の中の階段を上る時は、一段抜かしで駆け上がるとか、通勤時にちょっと早足で歩くとか、身近の移動で工夫も可能ではないでしょうか。寒さでどうしても体がかがみこんでしまいがちですが、血のめぐりが良くなって、気持ちにも張りが出るかもしれませんね。私も、もう少し頻繁にジムに行きます。

トロンボーン・フェステイバルで。  2/10/10 February 15, 2010

先週土曜日2月6日は、ロサンゼルス近郊で、トロンボーン・フェステイバルがあって、まさにトロンボーンだけの一日でした。そして、この私は、トロンボーン奏者以外の唯一の参加演奏者で、朝の時間に短い演奏と、夕方のコンサートで、ニューヨーク在住のベーストロンボーン奏者の方と演奏させて頂きました。あれ・・、ちょっと前は、チェロ奏者ばっかりと演奏してたのでは、とおっしゃる方もいるでしょうね。そうなんです。これから、春の演奏シーズン中、何人かのトロンボーン奏者と演奏会があり、これは、まさにその第一回目を飾るものだったんです。ピアノのようにソロを中心として、ピアニスト同士での大きなアンサンブルがない楽器を演奏していると、このように皆で集まって、英語で言うまさに「ブラザーフッド」のような仲というのは、ちょっと羨ましいですね。 一緒に演奏させて頂いたジョン・ロージャックは、アメリカン・ブラスクインテットの一員で、ニューヨークを中心に演奏しています。彼のために書かれた曲を混ぜて、夕方のコンサートでは、一時間余りのプログラムを共演。又、新しい「友達の輪」が出来ました。大雨にも関わらず、沢山の人が集まって、ウォークショップ、レクチャー、パネル・デイスカッション、アンサンブル、コンサートが行われ、大成功の一日でした。企画したCalifornia State University-Fullerton のボブ・サンダース教授、おめでとうございます。翌日は、私も仲良しのトロンボーン仲間のアンデイ・マロイの家で、パーテイ。楽しい夜を過ごしました。