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I decided to bring back “J. S. Bach’s Goldberg Variations” in this spring, and have been reworking it. This time, I won’t use any pedal so I needed to rethink about the fingerings. Now I really enjoy playing Bach without pedal, and actually I can’t imagine to use it again. The sound is so pure and […]
We had a chamber music concert on the theme of “Robert and Clara Schumann’s music” on Tuesday January 29. It was a wonderful program to play and listen. I was on Clara’s Piano Trio. Other 3 pieces were Robert’s Piano Quintet, Op. 44 and Märchenbilder, Op. 113, and Clara’s Three Romances, Op. 22. Clara was known […]
Peter Eotvos (b. 1944) is a Hungarian composer, very well known in Europe, but not much in the US. So it was a great opportunity for us to hear his music in different settings. I went to his opera “Angeles in America”, premiered in Paris in 2004, and it was performed at LA Phil’s Green Umbrella […]
藤堂さんのご本はしばらく前に、結構読んでいる。そして、久しぶりに手に取った一冊。アメリカ在住20年を超える私には、悲しいかな、ほとんど共感出来る箇所がなかった。日本に住んでいたら、共感出来たのか、と聞かれると、「そうです」とも言い切れないのが、正直なところ。文章として、又ストーリーとしては、確かにおもしろい。でも、日本の女性って、こうなんだっけかなっと、今更ながら思ってしまった。もう20年くらい前に書かれたということもあると思うけれど。という事は、私がまだ日本に居た頃だから、気分的に分かるはずなのだけど・・・。何だか、トンチンカンな事を言っていますね。しかし、文章の流れはスムースで、美しい。藤堂さんの、新刊も手に取ってみなければ。
ふウ・・・。曽野さんの語り口は、昔からとても一環している。断固としていて、揺るぎがない。どうしたら、こんなに、一徹にものが語れるのかなあ、と、私などは思ってしまう。おっしゃっていることは、どれも素晴らしく、そして正義に則っている。はすに構える風情も、中々堂に入っている。でも、素直でない私は、こう思ってしまうのだ。才能に恵まれ、美貌に恵まれ、素晴らしいご主人と息子さんご一家(再三書いていらっしゃるお母様との心中未遂とお父様のことは存じています)、聖心で幼稚園から大学まで学ばれ、そりゃー、怖いものなしだなあ、と。私など、図々しく、鈍感なくせに、どうしてもおどおどしてしまうのだ。「堂に入る」ことが出来ない。信者として、長年に渡って、沢山の方々に尽くして来ていらっしゃることは、本当に素晴らしいと思うし、私は、曽野さんの小説も大大好きだ。でも、と又、おどおど虫が顔をもたげてしまう。何とか、「威風堂々」と生きたいものだ。
筆者の大きな才能が発揮される作品。ぞんざいな言い回し、いわゆる若者言葉でざかざか語られる物語。でもとっても繊細で美しい。読んでいる最中も、これはやっぱり空想の話だなあ、と思うのだけど(だってやっぱり登場人物の設定が出来すぎているからね!)、でもどこかで共感しながら読んでいる感じ。山田さんが持っている、計り知れないエネルギー。これが、本の中にも爆発的に閉じ込められていて、登場人物の夏美が、成生が、とても生き生きしている。元気いっぱいの、それでいて、でも物悲しい、純な恋愛小説です。
I have been meaning to watch this movie since the release in December. I saw it today. Kathryn Bigelow is the director. Do you remember her “The Hurt Locker”? She is very talented and has a intelligent-cool mind with a good business brain. The cast is amazing, no doubt! The story is to find Osama […]
“Barbara” is the winner of the Best Director prize at this year’s Berlin Film Festival, the director Christian Petzold. The story is on the Cold War in East Germany, and the gifted actress Nina Hoss as a Berlin doctor, Barbara, banished to a rural East German hospital as punishment for applying for an exit visa. Hoss does […]
It is so fun to know that the great classical musicians like pop and rock! LA Times asked 17 conductors, ages 26 to 71, what they like to listen in their free time. Most of 17 conductors answered their favorite pop, jazz and rock musicians. This article made me to think about my history in […]
どんでんがえしの推理小説。1990年に発表された作品で、東野さんの初期のものだ。文体が最近のものと大きく違い、ちょっと戸惑いを感じる方もあるかもしれない。この20年くらいの間に変化して来たのかなあ、と思いつつ、この本の後に、2010年に発表された「白銀ジャック」を読んで、文体に共通点を感じ、東野さんは沢山の抽斗を持っていることに納得。様々な抽斗から、その場にふさわしい文体、語り口を選ぶんですね。どちらも、舞台が絞られていて、一箇所の狭い人間関係の中から、事件が起こり、そして解決へ。割と、シンプルなストーリー展開だけど、読者を惹き付ける力はすごいです。ぐぐっと、引き込まれますよ。