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NERUDA is an imaginative tale about the fugitive poet Pablo Neruda and the police officer who is set on capturing him. The cold war reached Chile and Neruda has a warrant to be arrested because of his political stance. It is based on the true and gruesome story, but the movie is a fantasy, love and power. It […]
今は亡きウルフのインタビュー本。彼に近かった、相撲アナウンサー向坂松彦氏の監修による。千代の富士ファンの一人として、昨年亡くなった九重親方を偲びながら読んだ。ウルフ節にあふれた(解説に座られた時も、よくこの節回しを聞きましたね!)数々の名言。北海道から「飛行機に乗れるぞ!」というスカウトの言葉で東京に出てきたところから、横綱に上り詰め、貴花田に負け引退を決める時までの様々な経験。若いころは一日1000回はやったという腹筋、横綱になってからも出稽古を率先してやったことなど、努力の人といわれた所以である。その中でも、常に相撲は僕の仕事だから稽古に励むのは当然だという姿勢、その日の取り組みにそれまでやって来たすべてが出るという、これ人生のすべてに言える!家族に対する深い愛、素敵な家族の事も深く印象に残る。大横綱千代の富士関の、冥福を祈って。
こりゃまた、元気の良い本です。破天荒なママ、それに翻弄されながらも健気に明るく生きる、いずみちゃん(娘)、沢山出てくる取り巻きのおじさん達、そして、そもそもの発端となった今は亡きパパ。役者ぞろい、設定ばっちり。とんでもなく悲しいことを、ママ流のおちゃらかで乗り越える、痛快冒険(!)小説。皆誰でも考え込んだり、打ちのめされたり、苦悩で七転八倒したり、乗り越えられない壁に立ちはだかれたり・・ 人生の荒波の中で翻弄されているけれど、真実はある意味おちゃらかなところにあったりするもんね。作者の後書きにも、そんなことが書いてあった。
I saw this movie on 1st of January 2017! It was a perfect choice! It s a uplifting story based on the true experience. Talented cast and directing makes this “feeling good” movie not too much tear jerking. Five-year-old Saroo (Dev Patel) unexpectedly gets lost on a train which takes him thousands of Kilometers across […]
クリスマス休暇に持って行って読んだ本。クリスマスっぽくないよ!という貴方は間違い。希望に満ち溢れた、素敵な小説だった。幻想と夢と現実と、そのどれもが本当で、本当でない。自分って誰?これからどこへ行くの?15歳の僕は、タフな旅に出る。人間の内に秘めた可能性、見えない能力、触ることの出来ない愛・希望。佐伯さんって、どこか、「ノルウェーの森」の直子さんに面影が似てないかしら・・ ふわっとしていて、エレガントで、美しい。素敵な登場人物が(私のご贔屓は何と言ってもナカタさん)、縦横無尽に紙面を埋め尽くして、不思議な村上ワールドに惹きこむ。ぜひお読み下さい。
初めて手に取らせてもらった、井上荒野さん。素敵なお話しだけど、何故か、終わりが・・ 耽美の世界に引き込まれて読み進むも、終わりで、それまで複雑なハーモニーの音楽がいきなり、ハ長調のドミソの和音で終結してしまったような、「感」だ。こういう終わり??と、自問してしまった。井上さんの他の御本も読み、この疑問を解決したいものだ。
三浦さんの引き出しの多さには、いつも驚かされるけど、これは、又新しい語り口調だ。まさに、江戸っ子、べらんめえの世界。東京の一角に、こういう世界が今でもあるんだ、という事を教えてくれた、貴重な一冊にもなった。今度日本に帰ったら、是非隅田川、荒川三角地帯をお邪魔してみたいものだ。三浦さんは、どんな時にも、どんな世界でも、(今まで知る限りは)その時々の語り口調で、美しく、希望にあふれ、かつ現実的で、誇張はなく、誰の心にでも住んでいるような、そしてそれに気付かない心の襞を、書く。次回又、三浦さんの御本を開き、新しい主人公達に逢うのが、待ち遠しい。すごい作家だと、心底思います。
感動的な本です。臓器移植の事をこんなに真摯にそして本質からぶつけてきた本があっただろうか。特に、幼い命の場合・・真実は時に、孤独で厳しい。そして強さを要求する。まさに人魚の眠る家とは、言ったものですね。脳死状態でもそれは家族にとっては、死体ではないし、最新の医学でも、計ることのできない人間の不思議がある。東野さんの、代表作の一冊ではないかと思う。
東野さんの頭の中は、「脳科学」でいっぱいなんだと思う。視点も発想も違う2冊だけど、完璧に一つの興味に辿りつくから。非現実だけど、Sifi的には、確かに面白いと思う。だけど、私はやっぱり「手紙」とか「赤い指」の東野圭吾が好き。心にずずっと来るから。そして、この2冊何度読んでも、泣ける。次作に期待。どんな東野圭吾に会えるか。
まったくすごい話だ。「はじまったらあとはどんなふうにしてもそこを切り抜けなきゃなんないってこと、そしてね、あんた、どんなふうにしたって切り抜けられるものなんだよ、なんとでもなるもんなんだよ」、とこれが、テーマ。そして、結局日々この積み重ねってことかなあと。何でそこ行っちゃうんだよ。。と、作中人物にヤキモキするも、このテーマに沿って何とか、なっていく。強さと優しさを持った、素敵なお話しだ。