Blog
2冊目の島本理生作品。割と身近に、精神性ほぼゼロ、現実性満開という人物を知っているので、この本の観点はどう映るのかなあ、と思ってしまった。人間って、とてつもなく強くなれるけど、その反対にちょっとした経験でどん底に行き着くこともある。私も、解決策のない辛い時期を過ごしたので、その「どん底にはまってしまって、出てこれない」感が、多少は分かる。どんなに、一つ事に執着せずに緩やかに物事考えようと思っても、無理なのだ。とにかく無理。そして自分で終わりのない穴倉に向かって、突き進んでいる。そういう危うい精神を、とてもポジテイブに描いていると思う。そして誇示していないところが、とても気に入った!
素敵な感性を持った作家ですね。初めて読みました、島本理生さんの御本を。表題のお話しに加えて、「クロコダイルの午睡」「猫と君のとなり」が一緒になって、一冊の本になっている。「大きな熊。。」を読み終えて、少しほんわかした気分になったところで、「クロコダイル。。」で、いきなりどうしても避けられない現実に直面し、どんーーんと崖下に転落。そして「猫と君。。」で、桃源郷のような美しい世界へ。こういう小説感、大好きですよ。でも私だけかなあ。。行間に吉本ばななの風が吹くのを感じるのは・・どちらにしても、もっと島本さんの御本読みますよ!
In 2005 Stephen Paulus, an American composer, and Michael Dennis Browne teamed up together to create the oratorio “To be Certain of the Dawn” commemorating the sixtieth anniversary of the liberation of death camps in Europe. “Hymn to the Eternal Flame” is drawn from this work. The music gave me tear.. Every face is in you, every voice, […]
是枝監督の映画は大好きなので、この本も期待大にして読んだ。期待を裏切らず、素晴らしい本ですよ!日本の庶民の生活が、湾曲な愛情表現が、狭い家の中でわさわさしながらの暮らし、まさにホームシックにさせる材料ばかり!素敵な本ですよ!
First and Most importantly it is a bad movie… It is an insult to French people!! This movie goes through a very shallow surface of France and portraits a French man as a “desire only, no brain” type. I have very good French friends living in a country side near Limoges, and have stayed at […]
Lord of all hopefulness, Lord of all joy, Whose trust, ever child-like, no cares can destroy, Be there at our walking, and give us, we pray, Your bliss in our hearts, Lord, at the break of the day. Lord of all eagerness, Lord of all faith Whose strong hands were skilled at the plane […]
I like Emily Dickinson’s poems. The movie is about her. She basically lived in isolation with close relationship of family members and few friends. She created so many beautiful poems, but she almost did not leave her home. She lived in her room, upstairs of her family home. She never gotten married, but she wrote […]
本作は、第147直木賞を受賞した短編集。青春もので知られる著者が、今作ではより経験豊富な年代の人にも読んでもらう事を念頭において、執筆したらしい。ごく普通の女性5人が、ふと魔が差して起こしてしまった窃盗や放火といった犯罪をテーマとし、ちょっとミステリーっぽく、ちょっとホラーっぽく、書かれている。「才能あふれる」という言葉がぴったりの、意欲的で、言葉の美しい本。
これも、辻村さんの青春真っ只中物語。町おこしストーリー、狭い村の政治癒着、島にユートピアを求めやってくるIターン仲間、町の元気なおばちゃん達、もう役者には困らない。それをさらっと繋げ、とても面白い小説にしている。長さも丁度良いし、シングルマザーや、友情や、もう人生のすべてを網羅しているといっても過言ではないのに、なぜかうるさくない。流石です!是非、お読み下さい。一気に読んでしまいますよ!