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May God make your year a happy one! Not by shielding us from all sorrows and pain, But by strengthening us to bear it, as it comes; Not by making our path easy, But by making us sturdy to travel any path; Not by taking hardships from us, But by taking fear from our heart; […]
“Parasite” is a 2019 South Korean black comedy/thriller/social justice movie. But most importantly it is very entertaining! It is about the two families, Park – typical rich and high-class family, and Kim – smart, but living in a horrible condition. With some coincidence those families are brought together and Kim family sees it as an […]
香港を取り巻くアート、そして、「アノニム」と言う不思議な団体のお話。「ルパン3世」を思い起こす、漫画小説風。なかなか、お洒落で、エスプリが効いている。この本の最後が、学生の抗議集会でアーチストの観点からスピーチし、抗議行動が沈静化した、ハッピーエンド。しかし、何と皮肉なことか、実際の香港は、今年の6月から政府に抗議する学生中心のデモ活動で、大混乱を極めており、全く終息の気配もない。私が参加する予定だった香港の国際音楽祭は、デモ隊と警察との衝突で大変危険なため今夏延期となり(別に予定されていたコンサートは中止)、来月中国で開かれることとなった。観光客は激減だろうし、この本の目玉でもある、新しい美術館の建設なども、どのようになっているやら・・超現実と、実際に存在する現代美術の絵画を合体させた、お洒落なストーリーだけど、現実の香港がひどい状況なので、いまいちインパクトがないかも・・
本として、もう既に何回か読んでいて、毎回涙なしには、読めない大感動作。クリスマスのお休みに、ネットで映画鑑賞。原作と違和感なく入れて、なかなか良かった。どうしようもない犯罪加害者の家族の問題と、そこからどうやって不幸の連鎖を断ち切っていくか。余りにも有名な本なので、内容については今更言うことはないけれど、弟の会社の会長の言葉が、再びズシンと来た。「差別のない国をさがすんじゃない。君はここで生きていくんだ。」これは、どんな状況にも当てはまる。意味合いは違えど、仕事にだって、結婚にだって、家族の問題だって、この観点に立ってみれば、自ずと答えが出てくる。道が開ける。そして、自分を信じる事だと、思う。
Are you looking for a good holiday movie? This is the one to watch. I love this kind of humor and twisty wit. It is so perfect. Do you like “mystery” ? Do you like “comedy”? It is a parody of Agatha Christie, but it is very sophisticated. It is not just a parody. When […]
大変な力作です。植物に生涯を捧げる学者達のお話。いつも一貫して思う事。どんな事でも良い。生涯をかけて打ち込めるものを見つけた人は、幸せです。私は心からそう思います。「寝食忘れて」何かにのめり込めるのは、幸せの極みです。それが、この本の場合、植物。それも、ミクロの世界の学者達のお話。他の人にとっては何でもないことが、のめり込んでいる者にとっては、天下分け目の合戦です。長い間の研究で探し続けていたものが、見つかった時。音楽でいえば、何回弾いてもしっくり来なかったフレーズが、ある日急にドドドーンと心に響いて来たり。まあ、そういった「他の人にとってはどうでも良いことに、熱中できる幸せ」かなあ・・植物と人間の関係が、沢山出てくる中、この一文がとっても良かったので、抜粋しますね。『翻って人間は、脳と言語に捕らわれすぎているのかもしれない。苦悩も喜びもすべて脳が生み出すもので、それに振りまわされるのも人間だからこその醍醐味だろうけれど、見かたを変えれば脳の虜囚ともいえる。鉢植えの植物よりも、実は狭い範囲でしか世界を認識できない、不自由な存在。』ビバ!超植物恋愛小説!
What do we believe? It is up to us. I don’t want to discuss about any politics. I was born in Japan, and will die as a Japanese wherever I will be. And I feel very lucky in that position. The enigmatic case of Mikhail Khodorkovsky, once believed to be the wealthiest man – amass a fortune […]
I attended the lecture and the exhibition at Norton Simon Museum. This museum is 15 minutes from my house by car, and it is so nice to enjoy their beautiful garden as well as the museum. LA offers a lot to do, including a famous traffic war!, and museums are ones of great assets in […]
出だしは、どういう人間関係なんだろう??と、沢山疑問符が浮かぶものの、それを突破すると、わあーーもう、瀬尾ワールド。ギャハハと笑ったり、ちょっと涙ぐんだり、頑張れ!と密かに応援したり、「分かる!その感じ。」と一人ほくそ笑んだり、まあ、読者を引っ張ってくれます。合唱祭前夜の父娘の場面は、圧巻の一つ。もう、完璧に泣いてしまいます。そして、第二章(とても短い)のエンデイングに向かっての盛り上がり。そして、最後にこれしか終わり方、やっぱりなかったよなあ。と、涙拭きふき、本を閉じる。とても非日常の設定だけど、人間にとって、「何が大事か」を、とことん教えてくれる本です。毎日は忙しい!そして、私達の社会には、守らなきゃいけないルールも沢山ある。現実から目を背けることは出来ないし、もしかして、上手く時流に乗って賢くやれる人達が、「勝ち組」と呼ばれるのかもしれない。だけど、この本の主人公「優子」の半生(まだ20代前半なので)と、雨宮さんのこと、泉ヶ原さん、梨花さん、のこと、思い出すと、何か、迷っている時に、道が見えるかもしれない。どんな世代にも、お薦めの本ですよ。
サロメの世界に浸ったここ数日。フィクションなのだけど、何だか自分もロンドンの町を闊歩して、オスカー・ワイルドや、ビアズリー姉弟とサロメを語っている感じ。強烈な小説である。オスカー・ワイルドの小説を読んだことがなくても、オーブリー・ビアズリーの挿絵は見たことがあると思う。一度見たら、決して忘れないサロメのイメージを、深く我々の中に残す空恐ろしい絵の数々。特に、サロメがヨカナーンの首を持っている絵は(この本の表紙にも使われている)、不思議な笑みが狂気の世界を映し出す。サロメを中心に、芸術に突進するオーブリーの才能と、それを支える姉のメイベル。ワイルドを取り巻く人間関係と、当時のロンドンの街が、独特の世界観で書かれた原田マハの力作。