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English Blog A Movie “The Prado Museum: A Collection of Wonders” 1/14/20 February 10, 2020

I am sure every person in the audience wanted to go to Madrid after seeing this movie! The picture is beautiful and the narration is very nice. But the museum collection is so huge and the stories behind the museum is so much to observe and take in, and I was almost overwhelmed to watch […]

English Blog Musica Dei donum optimi (Music, God’s supreme gift) 2/9/20 February 9, 2020

Latin text                                                    English translation Musica Dei donum optimi                      Music, God’s supreme gift, trahit homines, trahit deos;         […]

Book Reviews (マイブック評) 波打ち際の蛍 島本理生 角川書店 2/3/20 February 3, 2020

この小説読みながら、いつから「女の子小説」が流行り出したのかなあ、と考えていた。やっぱり、よしもとばななでしょう!彼女が、この分野を構築したんですよね。「キッチン」「つぐみ」、そりゃあ、感動して読んだし。この小説の中でも、島本さんは、精神的に弱い儚い女の子を描いている。女性でもなければ、女でもない、確かに「女の子」だ。服装も、目に浮かぶよう。そして、小柄で色白。髪の毛、サラサラ。もしかすると、アニメに出てくる「女の子」に似ているのかも。「せんぱーーい」・・・小説は、世の中の動き、変化を敏感に感じさせる、凄いツールでもあるんですね。

Book Reviews (マイブック評) スイート・ホーム 原田マハ ポプラ社 2/3/20 February 3, 2020

我々江戸っ子には、関西弁というのは、永遠の憧れ。ある意味、とてもエキゾチック。不思議な生き物だ。「スイート・ホーム」は全編、この関西弁のテンポとムードで進む。(田辺聖子さんが、この関西弁小説の草分けかもしれないですね。)この「スイート・ホーム」は、とっても面白いし、とっても優しい。ホンワカ、フワフワ!この小説の中心点にある、ケーキ屋さんSweet Homeそのもの。だけど、私にはちょこっと、甘すぎるかなあ。お菓子の事じゃなくて、小説が!

English Blog Robert Schumann: Papillon OP. 2 1/29/2020 January 29, 2020

What a delight! I learned this piece when I was in a conservatory in Japan. It has been so long and I don’t know why, but suddenly I wanted to play it again. It will be in my program at a concert “Stories in Music” on Saturday February 15 in Pasadena, CA. Schumann’s music is […]

Book Reviews (マイブック評) イノセント(集英社) ファーストラブ(文藝春秋) 島本理生  1/26/20 January 25, 2020

不思議なほど、2冊とも同じような女の子(女性という表現は、この場合当てはまらないと思う)が主人公だ。本を読んでいる間、谷崎潤一郎の「痴人の愛」が、頭にまとわりついて離れなかった。男を惑わせているような、それでいて男に翻弄されているような、天使でいて悪魔でもいる、そんな”女の子”が主人公である。どちらにしても、天才的なストーリーテラーの島本さん。読者を引き摺り込んで行く。「イノセント」も「ファーストラブ」も、私的に言えば、原罪がテーマだと思う。物語の本質も、同じところに行き着くと思う。どちらの主人公も、男性から大きな虐待を受けるも、何故かそこに帰り着いてしまうという、精神の問題を取り上げている。そして、儚げで美しい女の子を助けたいという男性が現れる。主人公を取り巻く状況は、2冊とも大きく違うけれど、映像としてみれば、同じカラー。フィルターがかかったような、靄に包まれた感じ。売れっ子作家の島本さんの作品、今後もチェックします!

Book Reviews (マイブック評) 天国はまだ遠く 瀬尾まいこ 新潮文庫 1/14/20 January 14, 2020

自分の居場所、ってどこだ?死に場所求めて来た彼女、うっかりと死ねずに、自分と向き合うお話。現実の世界では、ストレス一杯で、全部放り投げてどこかに行って、それで逆転出来るか?というと、そんなに簡単ではないかもしれない。だけど、この本読んで、「こんな気持ちで、落ち込んでいるの、自分だけじゃなかった・・」って思える人も、沢山いるんじゃないかなあ。どちらにしても、何かに躓き次のステップに踏み出せないでいる時に、誰かに「相談」もとても大事だし、話す事で、気持ちが楽になるというのも、本当だけど、やっぱり自分できちんと答えは出さないと、本当にはならないと思う。(自分の経験から!)短いので、すぐに読めるから、お手に取ってみては?

Book Reviews (マイブック評) 本日は、お日柄もよく  原田マハ  徳間文庫 1/14/20 January 14, 2020

スピーチライターという、聞き慣れない職業の、熱い青春物語。私も、”言葉”が大好きなので、フムフムと頷きながら、読んだ一冊です。どの時代にもきっとあったであろうこの職業。つまり、スピーチの原稿書き。この本の中では、スピーチ指導、そして政治をも動かしてしまう!時代の変遷と共に、言葉選びや、言葉運びは、大きく変わって来ていると思いますね。その辺のところ、歴史的にも追求したら、面白いテーマだなあ、と思ってます。

Book Reviews (マイブック評) 戸村飯店青春100連発 瀬尾まいこ 文春文庫 1/11/20 January 11, 2020

これ又、青春全開のお話。映画なら、涙と感動で、終わっても立てなかった、などとなるのかもしれないが(これはちょっと大袈裟!)、元気一杯・青春真っ只中の、戸村兄弟(漫才のコンビみたいだなあ。名前もヘイスケ、コウスケだし)の感動の成長記録だ。戸村飯店は、親が経営するメチャ庶民的、かつアジ抜群のお店。そして、大阪に位置する。そこで育った性格真反対の二人が、自分の道を見つけていく。東京人の私としては、大阪のテンポと元気が、それだけで、嬉しい。紙面から、戸村飯店の、油の匂いがして来るようだし、常連客のダミ声がこだましているようだ。海外在住者としては、今だに馴染めない言葉に、「元気をもらう」というのがあるが、正にそれ!元気になりますよ。

Book Reviews (マイブック評) 僕らのごはんは明日で待っている  瀬尾まいこ 幻冬舎文庫 1/11/20 January 11, 2020

読後、何だか心がフット暖かくなる本。過去の悲しみを引きずる僕、こと葉山君、が、鶏肉が嫌いだけど、ケンタッキーなら食べられる、上村と出会い、心を開き、「愛」を見つける。一言で片付けるな!と、お叱りを受けそうだが、そこは、一つ本を読んで頂きたい。「愛」を見つけると言っても、それは一筋縄ではいかない。もちろん、多々の困難を乗り越えて。良く言われる事だけど、「マイナスの経験をプラスに変えろ!」の典型かなあ。但し、自分に嘘をつかなければ、の条件付きで。高校から、若大人になるところまでのお話だけど、私のような立派な中年でも、楽しめる本ですよ!