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Japanese Blog (日本語のブログ) ロサンゼルスの日系雑誌に、私のインタビュー記事が出ました! April 29, 2021

ロサンゼルスの日系雑誌「LALALA Weekly」に、私のインタビュー記事が出ましたので、お知らせします!      

English Blog “Yoshitomo Nara” at Los Angeles Country Museum of Arts April 25, 2021

First of all, it is so wonderful to get out from 2 dimensional world to go into 3 dimensional world! The museums are reopened in LA, California. Nara is one of leading pop artists in Japan. The museum has a lot of restrictions to follow, but it is so nice to walk around the galleries […]

English Blog 3rd@1st Piano Livestreaming Concert “Leipzig Connection: Schumann and Bach” on Sat. April 17, at 4pm PT 2021 April 16, 2021

  I am looking forward to performing my concert “Leipzig Connection: Schumann and Bach”. The program includes Schumann: Arabeske Op. 18 and Abegg Variations Op. 1, and Bach – Busoni: Chaconne. During the concert, I will share composers’ anecdotes and my personal affection to those composers. The live-streaming concert will be on Saturday April 17, […]

Book Reviews (マイブック評) バースデイ・ガール 村上春樹 イラストレーション カット・メンシック Birthday Girl by Haruki Murakami April 7, 2021

誕生日にまつわる、不思議なお話し。「イラスト」というのは、良くも悪くも、話の内容にまで深く影響するから、面白い。本を読む前に、読者側にそれ相応のイメージが刻まれるからだ。表紙のピンク、赤、ゴールドの彩り。本の中も、同じ様な色使いで、イラストがかなり大きな顔をして、自己主張している。このイラストが、全く違うアーチストのもので、色も全く違えば、読者は180度違う反応を示すだろう。だから、逆に言えばこの本を、イラストなしで読んで見たいと思う。イラストのイメージから逃れた、一年先くらいに。

Book Reviews (マイブック評) 不倫のオーラ 林真理子 文藝春秋 March 22, 2021

いやいや、林真理子さんの才能には、ひたすら感服致します。どんな話題にもキチンと、そして面白く対応。かつ、ご自分の意見も惜しみなく織り込むエッセイの数々。20年以上続く連載の意味が分かろうというものです。タモリさんや、マツコさんが、どんな場合でも、人を傷つける発言がないと言われて久しいですが、これは正に林真理子さんにも当てはまる!そして、このお三方、皆さん超多忙・・なのに、世間を上手に渡り歩き、ご友人関係も広い。この本は、2017年の1月から2018年の一月までの連載エッセイをまとめたもので、まあ、面白いですよ!鋭くも優しい目線で、世事を真理子流にまとめてあります。もちろん、林さんの才能の裏にある膨大な努力は隠れて見えない訳ですが、一線を走り続ける「理由」を、改めて感じさせてくれる、素晴らしいエッセイ本でした。

Book Reviews (マイブック評) 愉楽にて  林真理子 日本経済新聞出版社 March 12, 2021

当代きっての売れっ子作家、林真理子さんのご本が面白くない筈がない。この小説は、日本経済新聞に連載されたもので、ミドルエイジのお金に全く困らない男性達の、良くも悪くも女性遍歴である。沢山の引き出しをお持ちの林さんが、日本経済新聞への連載に、敢えてこの題材を選んだ事に、私は本の内容よりも興味がある。日本経済新聞を、大きな社長室で秘書が入れたコーヒーを飲みながら読む社長さんもいるだろうし、運転手付きの車での通勤途中に読む方も勿論いるだろう。世の中には、起業し大成功している方もいるし、IT関連の若い旗手達も多い。しかし、混雑した通勤電車の中で、又は、子供達が騒ぐ朝の食卓で、新聞を開く方もいる筈。そういった幅広い仕事人達が読むだろう新聞への連載に、お金に糸目をつけない暮らしをしている男性達の小説。ある意味、現実味の全くない世界だ。逆に、現実味のなさに、自分達の世界を忘れ、遊ぶという事なのだろうか。羨みとちょっとした僻みも込めて。海外と日本を、ファーストクラスでフラッと行き来する暮らし。ちょっとした弾みで、京都の芸妓さんと関係を持ち、旦那になる話。レストランを簡単に貸し切り、豪遊する話。どれもこれも、「普通」の人達が経験する事ではない。この連載小説への読者の反響というのも、大変興味があるところだ。

Book Reviews (マイブック評) そして、いま一人になった   吉行和子  集英社 February 26, 2021

中々楽しい本!才能溢れる吉行一家の事が、長い年月のスパンで書かれている。ベタベタした家族ではない様だけど、心の通った素敵な家族の様が、訥々と描かれている。夭折した作家の父、エイスケと107歳まで生きた美容家の母、あぐり。作家の兄、淳之介、女優のご本人、詩人の妹、理恵。錚々たるメンバー。でも、和子さんの描く文章に、気負いは一切ない。普通の日常がそこには書かれている。お母様を亡くされ、現在一人になった85歳の和子さん。最後にこう書いていらっしゃる。「人をうらやむこともない。自分ができることだけをしていればいい。与えられたことだけを一生懸命していればいい。生きていられるのは素晴らしいことだから、明るくいよう。」

English Blog Ash Wednesday is coming up. Let’s play or listen to Robert Schumann’s celebrated Carnaval, Op. 9. February 14, 2021

Carnaval, Op. 9, was written in 1834-35. It consists of 21 short pieces woven with 4 notes (Cipher) so those 4 notes make Carnaval cohesive. Carnaval represents a masked festival before Lent. In 2021, Lent season starts this coming Wednesday, February 17, known as Ash Wednesday. Personally, Ash Wednesday is one of my favorite liturgical […]

Book Reviews (マイブック評) 漁港の肉子ちゃん 西加奈子  幻冬舎文庫 February 13, 2021

肉子ちゃん凄い!キクりん可愛い!そして、西加奈子さん、明るくて真実の物語り、ありがとう。宮城県の石巻市を(震災前に)編集者達と訪れ、そこで漁港に立つ「焼肉屋」を発見した事から、この物語りが生まれたと、あとがきにある。誰でも「焼肉屋」を見つける事はあるけれど、それをこんな素敵なお話しにしてしまうのは、西さんしかいない!本の発売後に、女川市に住む方から西さんに連絡があり、この漁港に立っていた(震災で被害に合い今はない)「焼肉屋」には、本当に肉子ちゃんのような、太陽のように明るい女将が居たと知る。何という事だろう。 肉子ちゃんはかなりの太っちょで、お人好し、小さなことには余り気が回らない。だけど、とんでもなく堂々としている。一瞬一瞬を真実に生きている。直ぐに泣く。声が大きい。ド派手なファッション。そして、その子供、キクりんは、しっかり者で、美人ちゃんだ。この親子を取り巻く、サッサン、マキさん、ゼンジさん、役者揃い。皆んな、必死に生きている。この本を読んで、元気になろう!道を大股で歩こう。大声で楽しく話そう!肉子ちゃん、最高!