Book Reviews (マイブック評)

月夜の森の梟 小池真理子 朝日文庫

March 9, 2024

朝日新聞上で連載されていた時から、大変な反響を呼んでいたエッセイとの事。こうして、本として発行されて、海外在の私も手に取ることが出来た。美しい文章と深い愛情が、紙面から溢れ出てくる。そして、軽井沢の自然がそれに寄り添い、我々読者に語りかけてくる。プロの作家は、一番近い人の死を文章にし、その過程で悲しみを浄化させるのかもしれない。作家同士のカップル、それは色々あっただろうけれど、こうして死を見送り、寂しさが押し寄せる。読んで本当に良かった本だ。