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ロサンゼルス発 熟年スモジョ「どすこい日誌」毎日楽しかった5月場所、照ノ富士の優勝で幕を閉じる!

May 22, 2022

後半戦、優勝は誰か・・・と、ヤキモキした5月場所。毎日、本当に相撲中継が楽しみでした。結果として、照ノ富士が横綱の貫禄を見せて、賜杯を掴みましたね。優勝インタビューでは、喜びと共に横綱としての重責を語り、自然体の姿勢に好感が持てました。語るまでもなく、結果を出せなかった大関陣。千秋楽に、かろうじて貴景勝が正代相手に勝ち越したものの、残り2人の大関はひどい負け越しで角番。3役では、阿炎が7勝止まりでしたが、若隆景9勝、豊昇龍8勝、霧馬山10勝と、これからの相撲界を牽引していく大きな力を感じました。

私は、心から佐田の海にエールを送りたいですね。35歳、真面目で真摯な相撲態度。2度目の三賞受賞でした。大栄翔、隆の勝の三賞ももちろん順当。左差しみの若元春、四つ相撲の琴ノ若、9勝。関取で唯一北海道出身の一山本も成長著しく8勝。復帰を感じさせる明正8勝、翠富士はたき込み炸裂で9勝、ベテラン勢では隠岐の海9勝、碧山10勝。幕尻の2人、千代大龍と錦木が勝ち越し。中盤まで場所をリードしていた、幕内力士最年長の玉鷲は、9勝。宇良は、優勝戦線に残っていたものの、怪我で14日目から休場。
相撲協会の新体制化で、審判部、テレビの解説担当が入れ替わり、今まで中々お話を聞くチャンスのなかった親方の解説が聞けたのも、興味深い場所でした。九重親方(千代大海)の解説に、私は惚れ込んでしまいましたね。「土俵に上がると一対一の男の勝負」、「相手がここで勝負をかけて来るんだという勘」など、思い出深いコメント多々。又、若の里の西岩親方は、39歳で引退するまで変化は一度しかしなかったというお話し。これにも感動!これはテレビの相撲中継ではありませんが、春日野部屋の力士が、春日野親方の言葉「日々の稽古は嘘をつかない」を披露していましたが、これは音楽や他の分野にも通ずる有難い言葉ですね。又、佐田の海の「偶数月の稽古でここまで来た」というのも、深く頷けます。
名古屋場所では、朝乃山が1年ぶりに3段目からの復帰。夏巡業も復活するという話を聞きました。出稽古の復活もそろそろでしょうか。7月場所に、大きな期待を残して、国技館からしばしお別れです。どすこい!