NHKドラマ 「弟の夫」7/4/18
July 4, 2018
久しぶりの感動ドラマ!3回に亘って凝縮された日常のドラマが、家族の在り方について、鋭くも温かく、描かれていました。設定は、はっきり言ってフェアリー・テール(お伽噺)だけど、内容がとっても良かったです。だって、天真爛漫で、人を疑う事のない可愛い女の子と(両親の激しい言い争いの末の離婚を経験している)、無職だけど家賃収入だけで悠々と暮らしているお父さん(IT企業の戦士脱落組)、離婚した理由はお母さんの浮気、だけど元夫婦は健全な関係を保っているし、と、フェアリー・テールの理由を挙げたらキリがないのだけど、そんなことはどうだって良いのです!「家族」って何だろう・・というのが、とても伝わって来て、3回目では、大泣きしてしまった私です。そして何と言っても、元力士の把瑠都(相撲大ファンの私としては、特に思い入れてしまった!)が、素晴らしい演技をしていますね。もちろん演技の勉強をしたのだろうけど、多分元々から才能があったのでしょうね。とっても自然で、てらいがないんです。
ゲイの結婚というのが題材で、ついに日本でも取り上げられる時代になったんだなあと、正直思いました。私のとても仲良くしている友人の2組が同性婚で、周りにも、結婚はしていなくても、カップルとして、長年連れ添っている人も沢山いるので、改めて、考えることもない日常ですが、LGBQTのEqual Right については、アメリカでも常に問題提起されています。しかしこのドラマは、子供の視点から捉える事で、「問題提起」という社会現象ではなく、ヒューマニテイーとして、また、人間愛として描き切っています。そこが、感動の原点だと思います。もし、まだ見ていなかったら、NHKのオンデマンドで可能かもしれないので、是非チェックして下さいね。大感動間違いなしです。