ベートーベンのピアノ協奏曲第4番、そしてフランス旅行 4/3/13
April 3, 2013
3月中旬に、以前から楽しみにしていたベートーベンの4番の協奏曲のコンサート(youtube link http://youtu.be/8UvdTE1YEpw) があった。この4番のコンチェルトは、ピアノ弾きなら、誰でもが演奏したくなる、とっても魅力的な曲だ。優しさに満ち溢れ、美しい旋律がちりばめられ、それでいて、力強さもある。そして、オーケストラとの関係はまさに室内楽のようで、沢山の会話で溢れている。練習の期間から、とても充実した時間を過ごすことができ、コンサートも楽しく演奏出来て、大満足だった。そして、このコンサートの数日後、フランスへ旅立った。大学をしばしお休みして(もちろんお休みしたレッスンは、後でちゃんと補っていますよ)、リモージュに程近い友人達を訪れ、旧交を暖め、その後パリで、コンサートツアーでヨーロッパを廻っていた主人と合流した。自分の演奏なしで、こうやってきちんと旅行したのは、ホント何年ぶりだろうか・・ 練習や、コンサートを心配しないで、観光客になりきり気楽に旅するのも、たまには、良いものである。詳細は、旅の写真をフォトギャラリーにアップロードしたので、そちらを、ご覧下さいね。
トレイニャックに住むマリエールとは、久しぶりで、本当に良く話しをした。彼女は現在、再婚して、素敵なご主人フランソアと暮らしている。以前彼女の家に滞在した時に出会った、彼女の従弟や友人達も現れ、楽しい夕食もした。ご存知のように、フランスの夕食は、アペリテイフから始まり、とっても長い!力説したいのは、フランスの田舎は、特別だ!という事。ショパンやジョルジュ・サンドが、インスピレーションを受け、仕事した、というのも、分かる。なだらかな丘陵が続き、名も知れぬ湖などがあり、まさに「絵に描いた」よう。我々も、春にはまだちょっと遠い午後、近場を散策して、素晴らしい時を過ごした。マリエールは、何世紀にも渡って受け継がれた中世の家に住んでいる。日本で言えば、織田信長が祖先で、その家に今でも住んでいる感じかな??それぞれの世代で、家を直しながら、使っているのだ。現在は、ベッド・アンド・ブレックファストにして、春、夏、秋のシーズンにビジネスをしている。中世の家は、維持が大変なのである!ちなみに、お城を購入するのは、そんなに高くないんですよ。でも、どうやってそれを住める状態にするかは、贅沢を飛び越え、大資産がいる訳です・・・・パリでは、お決まりの観光スポットに加え、様々な作曲家の墓地を訪ねたのが、とっても良かったなあ。どの作曲家とも、積もる話が山ほどあるからね・・という訳で、今年も4分の一が過ぎ、春真っ盛り。我が家の庭の薔薇も、満開です。