Japanese Blog (日本語のブログ)
名古屋場所、終わる。 7/25/11
July 25, 2011
素晴らしい取り組みが沢山見られた、名古屋場所であった。魁皇の記録更新と引退、日馬富士の快挙、若手の台頭、など、場面場面で見せ場を作ってくれた。琴奨菊は残念であったが、手応えを離さず、是非来場所に繋げて欲しい。高見盛は、一挙に坂を転げ墜ちるような陥落ぶりで、見ていても、情けないというか、同情するというか、つまり、がっかりである。ここ数年、お決まりのガッツポーズと勝負後に下がっていく時のユーモラスな仕草で人気を引っ張って来たが、この辺でそろそろ次世代にバトンタッチかも。私の大好きな栃乃洋は、年齢的には多分最高齢の一人だが、一時の粘りはなくなったものの、相撲の勢いがあって、とても良かった。若の里も踏ん張りを見せた。時天空は、今や持ち味として評される足技を多く繰り出し、勝ちを伸ばした。しかし、私は足技の連発は好きではない。何だか、相撲気がないのである。相撲風情に欠けるのである。豊真将、豊ノ島の元気も、場所のハイライトであった。白鵬の8連覇はなくなったが、それに勝る様々なプラス要因があり、9月場所への期待を大きく膨らませてくれる。そして最後になるが、皆の注目、隆の山の活躍も、今後の大きな楽しみになった。久しぶりの相撲中継に、胸躍らせた15日間であった。