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ベルリンフィルハーモニー交響楽団 ロサンゼルスでのコンサート 11/27/09

November 28, 2009

今週24日(火)に、デイズニーコンサートホールで、ベルリンフィルハーモニー交響楽団のコンサートがあり、行って来ました。ロサンゼルスでは2回公演があり、その2晩目のコンサート。満員だなあと思うコンサートには何度も行っていますが、これほどホールが一杯というのも珍しいくらい。観客席の静かな熱気も凄かったです。そして、皆が息を呑んで聞いているのが、ビシビシ伝わって来ましたね。だって、演奏中に本当に静かで、咳もなし、のど飴をかさかさ開ける音もなし、プログラムをばさばさする音もなし。

演奏はとにかく素晴らしかったです。団員一人一人のエネルギーがバンバン伝わって来るし、それがアンサンブルとなって一つの音楽にまとめ上げる指揮者のサイモン・ラトルもすごい。ホールの空気を、彼らの音楽で埋め尽くし、聞いている我々を捉えて離さなかったコンサート。あっという間に時間が流れていました。演奏曲目は、マイスタージンガー前奏曲、ブラームスの交響曲2番、そしてシェ-ンベルクで室内交響曲一番。サイモン・ラトルは、すべての曲をスコアなしで指揮し、オーケストラと一体となり、ものすごいエネルギーを生み出しました。それと、観客の中に沢山音楽家仲間がいて、それだけ関心度の高さがあるという事だなあ、と実感。友人達とコンサートの後で、興奮していろいろと話しました。やはり世界のベルリン。じっくりとした演奏曲目で、ロサンゼルスの観客を圧倒し尽くしました。圧巻。