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新総理の「友愛の国」の将来ーー 10/13/09

October 13, 2009

9月の日本での様々な経験については、折を見て触れて来ました。新政府の出発進行も、ちょこっとながら、経験。国民の熱い期待と、厳しい目をひしひしと感じました。新総理が、選挙前より掲げていた「友愛」の心について、感じた事があったので今日は一言。

東京では相変わらず、セカセカと、周りの事に気を配る余裕もなく、そしてお疲れが顔に滲み出ている方達を沢山見ました。蒲田の駅で、駅員さんにどの電車に乗れば良いか聞いたところ、親切に教えて下さったのですが、その電車が各駅で、更に定刻より2分遅れという事をおっしゃった時に、この世の終わりのような感じで謝られてびっくりしました。そんな事大した事ないのに、きっと皆さんセカセカが板について、こういう事でも駅員さんを叱ったりするのかなあー。別の駅で、主人のデイビッドが、女性が階段を大きな荷物を持って苦労して上っているのを見て、手伝おうとしたら、仰天され恐ろしいものでも見る形相。それでも、真意が分かった後は、とても感謝されていましたがーー。数年前に、私が女性の同じ立場だった時には、もちろん誰も声をかけてくれませんでしたけどね!別の日に、国内線の飛行機の中で、降りる際に、席から通路に出ようとして誰も出してあげなくとまどっている女性がいて、私が「どうぞ」と言ったら、何が起きたか分からない!という感じで、深く深くお辞儀をして、感謝されてしまいました。又、あるスーパーでのレジで。前にいらした中高年の男性が、マスクをしている店員さんを叱り、かつビニール袋のサイズが小さい事を叱り、カリカリ。毎日の暮らしが、きっと大変なのだなあと、思いました。

街中では、奇妙なマニュアルしゃべりが溢れ、一見すると丁寧なようだけど、慣れてないと私なんかとても変な気分。デパートでも、コンビ二でも、飛行機の中でも、もうありとあらゆる場所での現象ですね。もうちょっと普通に自分流の話し方をしたら良いのになあーー。っという訳で、表面のマニュアル礼儀に惑わされて、根本の人間のマナーが失われていると思いますけど、皆様どう思われますか。そして小さな日常の気持ちの持ち方が、一番大事だと思います。そういうゆとりを持てる様な国。庶民には、大それたスローガンは必要ないんです。