Archive for 12月, 2010

ピアニスト ダン・タイ・ソン氏 とそのお母さん 12/27/10

月曜日, 12月 27th, 2010

昨日のロスアンジェルス・タイムス(新聞)に、ダン・タイ・ソン氏のお母さんタイ・チ・リエンさんの事が出ていました。ダン・タイ・ソン氏と言えば、1980年にアジア人で始めてショパンコンクールに優勝して、我々の星となった人物です。その当時から、ベトナム戦争時代にどうやって、ピアノを続けたか、という事が、とても注目されていましたが、この記事の中でも、このお母さんが創立した音楽学校を田舎に疎開させ、そこで、まさに防空壕の中で練習し、音楽にのクラスを続けたエピソードが載っています。リエンさん、現在92歳で、息子のダン・タイ・ソン氏と、カナダで暮らしていらっしゃるようですが、インタビューをした記者の要請に応えて、いくつかショパンを弾いたとのこと。ここ3週間体の調子が悪くて練習していないのよ、と前置きをしたようですがーー。フランスの植民地時代、ベトナム戦争、と様々な時代をその強い意志で生き抜き、音楽を信じ、ベトナムにクラシック音楽の土台を築いた方です。素晴らしい!この記事は、12月26日版の、LA Times のEセクションに掲載されていたものです。もし、ご興味があれば、LA Timesのサイト(LATIMES.COM/CALENDAR)を覗いてみてはーー。

人生の不公平 12/20/10

月曜日, 12月 20th, 2010

最近、私の知人の息子に、ALSという難病の診断が下った。今年の5月に左手の痺れを経験、それから筋肉がやせ細って来たという。そして、その次の症状が、話す事の困難で、現在この時点で、すでにかなり話が難しくなっている。彼は、17歳。ALSをご存知ない方もいらっしゃると思うが、これは筋肉の萎縮していく病気で、薬で進行を遅らせることは出来ても、今のところ治療が出来ないという話である。そして、若いこともあって、進行がかなり早いらしい。通常は、40代以降の人に発症する例が多いようで、それも、診断に時間がかかった理由のようだ。学校では、何とか右手だけで、授業を受けているようだが、本人は、進行の早さ、未知の将来に向けて、不安と恐怖で押しつぶされそうになっている。お母さんもお父さんも、どうしてやる事も出来ず、その様子が、見ていてどうしようもなく辛い。平均的に行けば、今後3年から5年の命なんだ、とお母さんがつぶやいていた。私は、彼らの話を聞いているしかない。誰も何も出来ない。ただ手を差し伸べるだけ。

雨のロスアンジェルス  12/20/10

月曜日, 12月 20th, 2010

ここのところ、毎日雨、雨、雨である。ロスアンジェルスの町は、屋外活動を基本に出来ているので、お洒落な公園形式のショッピング街など、大変である。昨日の日曜日、用事があって、パサデナ(ロスアンジェルスの中のちょっとお洒落な町)に寄ったが、がらーーーーんとしていた。年末の買い物シーズンたけなわ、大打撃であろう。こういう時に、昔ながらの、典型的なアメリカのショッピング・モールが、力を発揮する。すべての、デパート、お店が店内でつながっているやつだ。寒冷地の冬、猛暑の夏などに、本当に有難いが、何だかドーンとでかくて、私はうんざりしてしまう事もある。特に、歩いている人達が、うつろに店から店へと歩き、一日の大半を過ごしている様子など、時として悲しいものもある。でも、多くの人に、お休みの過ごし方は?と聞けば、きっとショッピング・モールに行くと答えると思うから、それはそれで良いのである。他人の趣味にとやかく言う必要はない!

まだ数日この大雨が続くそうだが、観光業も大変だろうなあ、と思いながら、雨を見ている。だって、ロスアンジェルスは、まあ世界的に言っても大観光地だし、そのほとんどが、すべて屋外だからね。美しいビーチ、デイズニーランド、ユニバーサル・スタジオ、ちょっと小高い丘にあるハリウッドのサインに、皆が歩きたくなるハリウッドの通り、もうすべて外である。雨に喜ぶのは、美術館、映画館、コンサートホールかなあ??事故が多発している雨の中でのドライブ、気をつけながら出掛ける事にしよう。

大相撲を100倍楽しむために!12/18/10

金曜日, 12月 17th, 2010

以前から欲しかったお願いをサンタさんにして(もちろんどういう事かお分かりですよね!)、来年一月から相撲雑誌の定期購読が始まります。もう興奮!!日本から海外には発送してくれないので、一念発起してこちらの書店を通しての購読です。以前からいろいろ分からなかったこと、それぞれの力士達のこと、贔屓のNHKアナウンサーや解説の元力士の方々のことなどの、情報が読めるので、本当に楽しみです。ロスアンジェルスともいえ、相撲雑誌の購読する人はいないらしく、日系の書店でも珍しがられましたけどね!新年に向け、ふつふつと新たな希望が涌いて来ます。

持っているもの、と、持ちたいもの  12/17/10

金曜日, 12月 17th, 2010

隣の芝生ーーーではないけれど、我々は往々にして、持っていないものに目が行って、持っているものを忘れがちになる。例えば健康でいると、その事をすっかり忘れ、住むところがあれば、その事もどれだけ有難い事なのか、思う事もない。でも、このどちらも持てない人が、世界にどれだけいることかーー。自分自身でも、自分がやれる事が沢山あるのに、その事は忘れて、出来ない事、もっていないものにばかり、目がいく。これが、バネになって、将来に向けてがんばるという部分もあるけれど、大方は、それが愚痴になって、不満になり、くすぶりがちだ。特に落ち込んでいる時や、歯車がかみ合わない負のサイクルの時など、私は「持ってないものへの憧憬」で頭が一杯になってしまう。一緒に住んでいる主人にしても、急にアラばかりが目につき、普段のように明るく楽しくいこうぜ!、という態度が取れなくなってしまう。全く困ったものだ。クリスマスからお正月のこの時期、本質に目を向け、健康な心で過ごしたいものだ。そして、やはり、明るく、楽しく、前向きに、そうしていると、愚痴もどこかに忘れてしまうもの。持っているものへの感謝を忘れずに、もちろん挑戦の心も失わず、心の健康を保っていきたい。心の健康は、自分に対してもそうだけど、周りの人達に大きく影響するからーー。

永住の地って、何? 12/16/10

木曜日, 12月 16th, 2010

前回のブログでも書いたように、私は結構引越しをしている。多分今の家が16軒目のはず。幼少のころは父の転勤で、大人になってからは、状況が変わり、アメリカにも来たしで、いろいろな場所に住んで来た。子供のころから、始めての人でも10年の知人のように話をする!、と言われたように、人見知りを余りしないので、それも拍車をかけているのかもしれないネ。どこの場所に行っても、何だか馴染んで、違和感なく住めた。だからと言う訳でもないけれど、一番長く住んでいる現在の家(10年在住)は、珍しい長期滞在になっていて、何となく落ち着かないーー。仲の良い友人がご近所にいない、という理由もあってか、ここに住み続けて行く事に、固執はない。だからなるべくシンプルに住んで、さかっと、移動出来る状況にしておきたい。日本の街のように、駅から歩いて商店街通って、町の風景見て、季節の移り変わりを匂いで、肌で感じるという事がほとんどないので、土地への執着が出来にくいのかもしれない。何だかんだと言っても、これからきっと引越しをするんだろうから、どんな家と出会えるのか、内心ちょっと楽しみですね。

家の中での引越し?? 12/15/10

水曜日, 12月 15th, 2010

現在住んでいる家は、日本の一般的な家屋に比べれば多少は余裕があるかもしれないけれど、豪邸には程遠いサイズ。音楽家カップルの我々にとっては、家というのは、仕事場でもあり、いろいろ大変な事が多い。例えば、一階のかなりの部分を音楽ルームと楽譜・書籍などを置いている部屋に占められているんですね。音楽ルームはもちろん練習室でもあるとともに、いろいろな音楽家とのリハーサル、生徒を教えるなど、公共の場。だから、玄関から入ってすぐのところにある。つまりアメリカの一般的な家で言うところの、リビングルームとダイニングルームがなくなってしまったという訳です。だから、ロスアンジェルスに引越して来てからの約10年は、いわゆるソファを置いて、家族と一緒にテレビなどを見るという部屋なしに暮らして来た事になるんです。2階には4部屋あるけれど、大きなマスターベッドルームを除けば、その他は普通のサイズで、どれもゆったり出来るスペースなし。という訳で、10年経ち、少しゆとりのある家に引越すか、現在の家をリアレンジするか、という気持ちで一杯になってしまった訳です!食事以外は基本的にはそれぞれの部屋で過ごす、同じテレビ番組でもそれぞれの部屋で見る、家族や友人が来ても、ソファに座ってゆったりーーという場所がない。何だかたまらなくなってしまったーー。という訳で、主人の同意を得て(きっと彼はプライベートなスペースで、プライベートな時間を過ごす事が好きなのかもしれないけれどーー、たぶん。)、2階のマスターベッドルームを日本的に言うリビングルームに変身させる事に。これには、1週間かかりましたーー。沢山の物を処分して、スペースを生み出し、重い家具を部屋から部屋に移動させ、すべての部屋を入れ替えたんです!この新しく変身したリビングルームは、家の中で一番良い部屋。気持ちの良い眺めと、サイズも大きくて天井も高い。ここに、L字型のソファセット、オフィススペース(主人は出版業も傍らにやっているので、それに関係する道具、紙類が大量にあるので、ウオーキング・クローゼットがその収納部屋になった)を加えた、中々良い部屋になった。まあ私は大満足だけど、相棒の心の襞までは分かりかねる。まあ良いかーー。

次に引越すまで、この家とお付き合いが続きそう。あと何年くらい??私は10年以上一箇所に住んだことがないので、何だかお尻がむずむずして来たことも確か。この先どうなることやら。

感謝祭の週末  11/30/10

水曜日, 12月 1st, 2010

アメリカは感謝祭(今年は11月25日の木曜日。毎年11月の最終木曜日です)が終わり、次はクリスマス、そしてニューイヤーに向けて、ホリデー・ムード全開です!感謝祭の食事の中心はもちろん七面鳥ですが、クランベリーソース(私、大好き!)、パンプキンパイ、スタッフィングなど、伝統的な食べ物に加え、それぞれの家庭でサイド・ディッシュに工夫をこらします。多くの人が、家族、友人らと過ごすので、もし知人の中で一人で感謝祭を過ごさなければいけない人がいたら、多くの家庭でそういう人達を招待して、食事を一緒に楽しみます。又、多くの団体が、ホームレスの人達、フォスター・ケアの子供達に、感謝祭のご馳走の機会を作ります。ここ数年私達は、とても仲の良い友人宅で、その家族、我々の友人仲間と過ごしています。今年もとっても、楽しかった、そしてご馳走がとっても美味しかった~!写真があるので、参考にしてね!そして、日曜日は、音楽家の友人達を我が家に招待して、手巻き寿司パーテイ!これも本当に楽しかったです。音楽家は良く食べることでも知られていますが、本当に豪快に食べ、飲んでくれたので、準備した私はとっても幸せな気分!食べ、飲み、しゃべり、笑い!と、あっという間に夜がふけていきました。胃袋が忙しくも、ハッピーな週感謝祭の週末でした!

興奮の福岡場所終わる!11/30/10

水曜日, 12月 1st, 2010

ああ、これで、1月まで相撲観戦が出来ないーーー。今場所は、とにかく手に汗握る取り組みが多かったですね。もちろん優勝戦線に最後まで残った力士達が一番ですが、迫力のある取り組みが連日見られました。魁皇関、素晴らしい相撲をありがとうございました。そして、NHKに感謝したいのは、千秋楽に黄金のトリオ、北の富士さん、舞の海さん、そして藤井アナウンサーの解説を持ってきてくれた事です。初日に藤井アナウンサーがいなかったので(もしかして風邪??)、本当にがっかりした私。藤井アナウンサーが横にいると、何故か北の富士さんの表情が和らぎ、口も軽くなるようですね。秀の山さんの解説も的を得ていておもしろい!尾車親方も、お人柄が表れるソフトタッチの解説が良い。それから、つい最近引退なさった岩木山関(ごめんなさい。まだ引退後の名前を覚えていません)の解説が、とっても良かった。又、登場してくださいね!でもやっぱり私のヒーローは九重親方。いくつになっても、本当に素敵です。今場所の解説でも、とっても良い事をおっしゃっていたんです。確か優勝回数31回ですが、その経験をアナウンサーが聞いていたときの事。緊張したり、硬くなったりしたかという質問に、場所前の稽古で精一杯やりつくしていたので、場所が始まるときないつも、これで準備よし。いくぞ!という気持ちになったというお話しでした。全く、演奏家の我々にもぴったり当てはまるお言葉です。九重親方の語り口は、楽しくて親しみやすいのですが、内容がご自身の経験から来ているので、とても心に響くんですね。ありがとうございます。来年も、大相撲観戦を楽しみにしています。