Archive for October, 2009

マイケルジャクソンvsモーツアルト 10/24/09

Saturday, October 24th, 2009

この二人って、もう沢山の共通項がある事にお気付きですか。まず、二人とも神童だった事。モーツアルトは7歳で、すでにちゃんとした音楽を作曲しているし(という事はその前に楽器をマスターしていた訳)、マイケルはももっと早くからジャクソンファイブの一員として、飛び抜けたダンス、歌の才能を発揮していましたね。そして、その天才ぶりが災いし、二人ともいわゆる普通の子供時代を送れなかったんです。モーツアルトのお父さんレオポルドは、完全にステージパパで、もうあちこちに息子を見せびらかしていましたし、マイケルはテレビにコンサートに、もう大忙しです。200年の歳月の差はあるものの、全く似たような子供達です。そして、紆余曲折はあるものの、生涯音楽とともに歩み、短命のうちに生涯を閉じた両人です。そして、その死因が、毒に関係するであろうという事。マイケルはドラッグ中毒で、モーツアルトはサリエリに毒殺されたのではないかという憶測です。唯一違うのは、マイケルが栄光と富の中で亡くなったのに比べ、モーツアルトは貧困の中で亡くなったことでしょうか。二人とも歴史に大きな足跡を残しましたが、どのような想いで生涯を閉じたのかーーーー、私達もいろいろと考えてしまいますね。

祈りのキルト 10/18/09

Sunday, October 18th, 2009

今年の始めから、キルトを作って病気の人などに差し上げる会に入っています。以前は、編み物をしたり縫い物をしたりするのが結構好きだったのですが、何せ忙しく、又そういう事を余り必要としない生活になり、裾上げやボタン付けくらいで、すっかり忘れていました。こちらアメリカでは、キルトを作るというのは、かなり日常的で、今でも子供や孫に作ったりします。工程は、すべて手縫いのものと、ミシンを使ってやるものがあり、今回のキルト作りは、ミシンを使ってのものです。以前の手縫いに比べると格段の速さで、第三土曜日に集まる時だけに作っていますが(それも毎月行ける訳ではないのですが)、すでに2枚目になっています。作成の工程で、送る相手の事を考え、又一緒に集まる仲間とおしゃべりをしながら、私の好きな時間の一つになりました。

新総理の「友愛の国」の将来ーー 10/13/09

Tuesday, October 13th, 2009

9月の日本での様々な経験については、折を見て触れて来ました。新政府の出発進行も、ちょこっとながら、経験。国民の熱い期待と、厳しい目をひしひしと感じました。新総理が、選挙前より掲げていた「友愛」の心について、感じた事があったので今日は一言。

東京では相変わらず、セカセカと、周りの事に気を配る余裕もなく、そしてお疲れが顔に滲み出ている方達を沢山見ました。蒲田の駅で、駅員さんにどの電車に乗れば良いか聞いたところ、親切に教えて下さったのですが、その電車が各駅で、更に定刻より2分遅れという事をおっしゃった時に、この世の終わりのような感じで謝られてびっくりしました。そんな事大した事ないのに、きっと皆さんセカセカが板について、こういう事でも駅員さんを叱ったりするのかなあー。別の駅で、主人のデイビッドが、女性が階段を大きな荷物を持って苦労して上っているのを見て、手伝おうとしたら、仰天され恐ろしいものでも見る形相。それでも、真意が分かった後は、とても感謝されていましたがーー。数年前に、私が女性の同じ立場だった時には、もちろん誰も声をかけてくれませんでしたけどね!別の日に、国内線の飛行機の中で、降りる際に、席から通路に出ようとして誰も出してあげなくとまどっている女性がいて、私が「どうぞ」と言ったら、何が起きたか分からない!という感じで、深く深くお辞儀をして、感謝されてしまいました。又、あるスーパーでのレジで。前にいらした中高年の男性が、マスクをしている店員さんを叱り、かつビニール袋のサイズが小さい事を叱り、カリカリ。毎日の暮らしが、きっと大変なのだなあと、思いました。

街中では、奇妙なマニュアルしゃべりが溢れ、一見すると丁寧なようだけど、慣れてないと私なんかとても変な気分。デパートでも、コンビ二でも、飛行機の中でも、もうありとあらゆる場所での現象ですね。もうちょっと普通に自分流の話し方をしたら良いのになあーー。っという訳で、表面のマニュアル礼儀に惑わされて、根本の人間のマナーが失われていると思いますけど、皆様どう思われますか。そして小さな日常の気持ちの持ち方が、一番大事だと思います。そういうゆとりを持てる様な国。庶民には、大それたスローガンは必要ないんです。

ロスアンジェルス交響楽団・新指揮者ドゥダメル氏を迎えて 10/4/09

Sunday, October 4th, 2009

昨日、ハリウッドボールで、新しい指揮者グスタボ・ドゥダメル氏を迎えて、ロスアンジェルス交響楽団の今シーズン第一回目のコンサートが、開かれました。ハリウッドボールは、ロスアンジェルスの広告塔の一つで、大きな野外劇場。昨日は満員の18,000人を入れ、町を挙げての大イべントでした。オーケストラの演奏の前に、今話題の若手キューバンピア二スト、アルフレド・ロドリゲスから、ロスアンジェルスのバンド、学生のオーケストラなど、様々なグループがイベントを盛り上げ、聴衆は興奮の連続。又大物がスピーチをしたり、果ては、オバマ大統領からの手紙まで読まれたりで、はっきり言って超ハリウッド風。その盛り上がりの末に、ドゥダメル登場で、会場は騒然でした。

ロスアンジェルスは、まさに人種のるつぼ。いろいろな人種がひしめいていますが、その中でもラテン系の人口がものすごく、南米のベネズエラ出身のドゥダメルはもう大スターです!このコンサートのチケットは、無料でインターネット配布され、「早いもの順!」式。ものすごい競争だったようですが、ラテン系の人達は運が良かったのかなあーー、お客さんのかなりの割合いがラテン系の方たちで占められていました。ですから、ドゥダメルもスペイン語でもスピーチし、まさに会場の皆のハート丸つかみ。第9の交響曲の演奏中も、楽章毎に拍手や騒ぐだけでなく、4楽章の中で音がとぎれた瞬間も逃さず、声をかけ、歌舞伎化状態でした!第9の歌詞の中で、「世界を一つにつなぐーー」という部分があり、これがこのイベントの真髄だというドゥダメルのスピーチ。コミュニイテイーと一緒に、南米もなく、北米もなく、中米もなく皆一つ!という訳です。

日本人の私としては、アジアにも目を向けてくれーーーー、っと心の中で一人呟いていました。ドゥダメルは、ラテンの人達のヒーローだけど、私達にとっても大ヒーローだし、音楽はアメリカ大陸だけのものでもない!と、コンサートの最後の盛大な花火を見ながら、思っていました。ちょっと文句も言ってしまいましたが、ドゥダメルは、大天才です。彼の音楽は違います。もし機会があったら、彼のコンサートに是非足を運んでみて下さいね。