Archive for March, 2009
アルゲリッヒを聞いて 3/14/09
Saturday, March 14th, 2009今週ロスアンジェルスに、ピアニストのマルタ・アルゲリッヒが来て、ロスアンジェルス交響楽団とラベルのコンチェルトを共演。とても幸いな事に、リハーサル、コンサートとも行く事が出来、彼女の演奏を堪能する事が出来ました。もうやっぱり、とてつもなく、ピアノが巧いんです。何ていうか、別世界っていう感じかなあーー。日本に居た時の学生時代から、ずっと私の中で大きな存在のピアニスト。本当に、聞く事が出来て、うれしかったです!
私の学生時代、若手の3大ピアノ巨匠と言えば、アルゲリッヒ、ポリー二、アシュケナージ。ポリー二のショパン練習曲集のレコードなど、何100回聞いたか、分からないくらい。アルゲリッヒの炎のような演奏も、いろいろなレコードで、数知れず聞きました。今思えば、こういう素晴らしいピアニストを、目標にしながら、勉強が出来たというのは、とても幸せな事でしたね。桐朋の友人達と、この3大巨匠の、テクニックのすごさ、音楽性の高さを、良く語りあったものです。残念な事に、アシュケナージは、神経痛の悪化のため、数年前にピアノ演奏から引退。現在は指揮に専念していますね。数年前にNHK交響楽団がロスアンジェルスに来た時に、指揮していたので、それを聞きました。ポリー二はアメリカでは中々聞く事が出来ず(特に西海岸では)、アルゲリッヒもここ何年か来る事が予定されても、キャンセルがあったりで、私にとっては、10年ぶりくらいの、アルゲリッヒの生演奏でした。
アルゲリッヒって、16歳で国際デビューしているので、もうすごい年数演奏している感じなのだけど、まだ60歳なんですね。ラベルのコンチェルトだって、彼女の看板曲のようなもので、もう何度演奏しているか分からないのに、とてもフレッシュな演奏。そして、テクニックのすごさは、もういつ聞いても、同じピアノという楽器を弾いているとは、思えないのです。音色の作り方、各声部の微妙な歌い方、どんなすごい速さで弾いていても、とてもつもないクリアーな音列、パワー、音楽性、人間性の強さ、もうとにかくすごい!!アンコールで弾いたショパンのマズルカも、良かったーーー。
という訳で、今週は自分の演奏も忙しいけれど、こんなに素晴らしい演奏に触れる事が出来て、感動。感動!学生時代に始めて、アルゲリッヒの演奏をレコードで聴いた時の、感激も思い出しています。それでは、又新たな気持ちで、ピアノ練習します。
ロスアンジェルスは春の香りでいっぱい!3/10/09
Tuesday, March 10th, 20093月も10日が過ぎ、こちらロスアンジェルスはすっかり春めいています!この街は、オレンジやグレープフルーツといった柑橘系の木が、沢山の家の庭に植わっていて、この時期その木々が、一斉に花をつけるのです。これは、何ともいえない良い香りですよ!特に、夜に入って空気が湿気を帯びてくると、その香りが益々華やかになります。是非皆様にも、この香りのベールを経験して頂きたいです。
英語版のブログにも書きましたが、この春はいろいろなコンサートがあり、練習に追われています。ソロのピアノリサイタルから、主人のチェリストのデイビッドとの2重奏、トロンボーン奏者の友人たちとのコンサート、フルート奏者、トランペット奏者との共演など、様々です。練習やリハーサルは忙しいけれど、どれもとても楽しみです!武満徹さんの音楽祭もLAであり、それにも先生のピアノ曲を演奏させて頂くことになっています。違ったプログラムで練習する曲も多いけれど、やっぱり基本練習が一番。子供のころからやっている、リズムを変えての難しいパッセージの練習や、メトロノームを友人に、ゆっくりのテンポからちょっとづつ早くしていく練習など、基本に忠実にやると、気持ちが落ち着き、本番にも強くなれると思います。
忙しくてすっかりご無沙汰してしまった私のホームページ。今後は、ちょこちょこと、アップデートしていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。私の大好きな大相撲も、今週末から大阪場所が始まります!